最終話 草原の風の中への応援コメント
張良は神仙の道を好んだという話をうまく取り込んだお話でした。
劉邦は何で天下を取れたのか不思議でなりませんが、天運に恵まれたんでしょうね。
実力は無いのに運だけはある。
面倒な相手です。
作者からの返信
実年齢の張良だと、やはり劉邦達が口走ったように「40才過ぎ……」ということになりそうで、主人公とするにはちょっと作者側の気分の問題がね。(笑)
そこで房中術など使ってみました。
ほんと劉邦がなぜ天下を獲れたのか、こうやって書いていても分かりません。
上司としても、結構酷いですけどね。働かせるだけ働かせて、後は……ですから。
最終話 草原の風の中への応援コメント
読了です。でも、劉邦を扱うと最後はこうなりますから、ちょっと悲しい感じが残りますね。
作者からの返信
劉邦も晩年の大粛清をやらなきゃ、名君で終われてたでしょうけど。後継者の事を考えると、危なそうな奴は消しておけ、ってなるんでしょうかね。
第15話 垓下の戦いへの応援コメント
項羽の最後、強いだけの英雄では天下は取れない。古今東西を問わず、普遍的な真理ですね。
しかし、徳川家康ならともかく、なんで劉邦が……?
作者からの返信
いかに部下を上手く使ったとはいえ、何か釈然としないものは残りますよね。(笑)
劉邦みたいな有徳人というのは、中国人が最も好む人間のタイプらしいですけど、あるいはこの性格も後世、造り上げられたものでは、という気もします。本性は、功臣を粛清しまくった晩年の姿なのでは…。
第14話 虜囚の韓王信への応援コメント
劉邦はやはり項羽が怖いとみえる。それにひきかえ、楚王のなんと堂々としたことか!
作者からの返信
劉邦はなんて言いますか、もう、おじさんですから。色々とひねています。(笑)
颯爽とした項羽とは対照的で、そんな二人が天下を争ったというのも歴史の面白さかと思います。
第13話 背水の陣への応援コメント
背水の陣の名言を産んだ戦いですね。事前の情報戦に別働隊の手配と、韓信だからこその勝利ですね。並の武将なら確かに自滅の愚作でしょうか。
もっとも、機動力に徒渉能力の高い現代なら、逆に川などの天然の要害があれば、一歩進めてこの要害を防衛する前線基地の構築は初歩的戦術ですから、それを見た韓信の感想も聞いてみたいものです。
作者からの返信
この「背水の陣」は、常識を逆手にとった、いわば心理戦みたいなところもあります。相手を油断させるとともに、味方をあえて死地に陥れ、実力以上のものを出させるという…。ほとんどブラック企業の手口といってもいいですが。(笑)
韓信って、こんな戦術をどこで学んだんだろうと不思議になります。あまり勉強などしている感じじゃないですし。
本能的にやってるなら、現代に転生してきても十分に将軍が務まりそうですが。
第12話 滎陽からの脱出への応援コメント
あの広い中国で、次天下かを争う人物がこの二人とは、広大な中国大陸ではありながら、人材不足は深刻なようですね。
作者からの返信
それを思うと秦の始皇帝は凄かったというべきでしょう。
結局、劉邦も始皇帝の敷いた路線の上を進んだ、みたいな所がありますし。
(国の経営の他に、有力な臣下を粛清したところもですが)
第11話 彭城の悪夢への応援コメント
自分の子供を投げ捨てたという話は聞いたことがありますが、本当だとしたらとてもではないですが、天下を取る器にはとても思えません。さすが中国というべきか…。
作者からの返信
儒教の教えだと親が絶対的、みたいな所がありますけど。これはまだ儒教が浸透する以前の話なので、中国の風土として元から有ったものか、やはり劉邦の個人的な性格なのか……。やはり後者ですかね。
分からないです。
第10話 「項王来!」への応援コメント
あまり中国史には造詣が深くはないのですが、やはり劉邦はそういうお方なんですね。よくもまぁ、天下統一でkたもんですね。使える軍師も苦労のしどおしだったのでしょうね。お察しいたします。
作者からの返信
この、彭城を捨て置いて北方の項羽を挟み撃ちにする、という作戦案はわたしの創作なんですが、なんだか勝てそうな気はしますよね。
まあ、敵方の情報がそんなに入って来る訳でもないですし、現実には無理かもしれないですけど。
第8話 漢軍、東征へ起つへの応援コメント
基本的に中国史はあまり知らないのですが、やはり、劉邦は女ったらしの人たらしで、秀吉みたいな人だったのかな?かみさんはすごい悪女だったっつうし、ヒステリックで冷酷な感じにした淀君かしら?中国の人間模様も面白い。
作者からの返信
なるほど。劉邦の出自(農民、というか遊侠?)からいっても、日本史では秀吉に相当するかもしれないですね。ただし本人に実務的な才能の無いのが違う所かもしれませんが。(笑)
奥さんの呂后は、他の夫人に対してひどい事やってますね。でもその治世は安定していて民は平和だった、みたいな事を司馬遷は書いてますので、悪いばかりでもなかったんでしょう。
人は悪いことをしながら良い事もする、といったのは池波正太郎の藤枝梅安シリーズでしたっけ。その通りだと思います。なかなか、悪の権化みたいな人って、歴史上に居ないのかもしれません。
第7話 黄昏の関中にてへの応援コメント
韓信の手品のような軍略、さすがの助平親爺でも、その真価が分かるんだから、さぞかしでしょうね。さすがの張良も韓信の事では乙女のように頬を染めるんですね。
作者からの返信
韓王信は突然登場しましたから、実はどう扱っていいのか困惑して。(笑)
書いているうちに、ふたりは韓の王族と、宰相の家系だったなと気付き、こんな関係になって行きました。
※最初は張良は劉邦と…とか考えていましたので、まったく想定しなかった展開になってます。
第6話 伝説のはじまりへの応援コメント
久しぶりに続きを読ませていただきました。相変わらずの劉邦と張良で良かったです。こんな設定は他にはないので、すぐにこれまでのあらすじがよみがえってくるのも素晴らしいです。ありそうでない、唯一無二の個性があります。いろんな意味で劉邦の助平馬鹿は魅力がある反面、呆れ果ててムカつきますね。
作者からの返信
ありがとうございます。
他にない設定とは、何よりの誉め言葉。うれしいです。
変な男ですよね、劉邦。スケベで、情け深いようで意外と冷酷なところもありますし。なかなか書き表せないです。
第5話 論功行賞の行方への応援コメント
ドイナカからどんな巻き返しをするのか、楽しみです。きっと史実とは、微妙に違う形で張良や韓信の活躍があるのでしょうね。楽しみにしています。
作者からの返信
なかなか史実から離れるのは難しいですけれど。(笑)
続きもよろしくお願いします。
第4話 鴻門の会~秦都咸陽の滅亡への応援コメント
項羽も劉邦以上の馬鹿ですか。「項王さま」のひとことで変わるとは。馬鹿も馬鹿な筋肉馬鹿のようですね。
作者からの返信
本当にね、なぜ劉邦を殺さなかったのか。
こんな事情があった訳ではないでしょうけど。(笑)
第1話 阿房宮の陥落への応援コメント
なかなか面白い。野党まがいの劉邦に対して、精鋭の項羽の軍団。そこは歴史通りですが、張良は既に死んでおり娘が継いでる。しかも、ティーンの女軍師!どうなることやら楽しみです。
作者からの返信
これは、司馬遷が張良の肖像画を見て「まるで女性のようだ」と言ったという事から思いついたものです。なので一応、女性化の根拠はあると云うことで…。(笑)
第10話 「項王来!」への応援コメント
「項羽と劉邦」の名台詞が来ましたね。
恐怖、畏敬、悲鳴、そんないろいろなモノが混淆していて、鮮烈な印象がありました。
しかし、彭城という本拠地を衝くのは、間違ってはいないんだけどなぁ……。
この不良中年がやると、どうしてもズルしてるという印象しかないんだよなぁ。
面白かったです。
作者からの返信
項王来!
三国志の「遼来々」に匹敵しますね。言ってることは張遼が来るよ、くらいの意味ですが、すごく字面が格好いいです。
彭城の攻撃は、そうですね…。大勢引き連れて、空き巣かよ? みたいな感じです。(笑)
第8話 漢軍、東征へ起つへの応援コメント
「坂の上の雲」だと、騎兵のウェイトが高いのですが、「項羽と劉邦」では、それ程でもなかった感じですね。
だから灌嬰については、あまり知識が無かったので新鮮です。
韓王信は、無事、張良さんを嫁にできるのでしょうか……(できていたら、あの最期はなくなるのでしょうが)
面白かったです。
雪、なんとかなると良いですね。
ではでは。
作者からの返信
灌嬰は地味ですけどいい働きをしてます。すごく興味ある人ですね。
元、絹商人だったということで、この一連のシリーズではシルクロードを通ってローマまで行っていた、という裏設定があります。(笑)
韓王信、頑張ってます。応援してやって下さい。
第7話 黄昏の関中にてへの応援コメント
高祖は、子孫のどこぞの長耳さんのように変態というかだらしがないですね(笑)
張良さんを狙っているようですが、そしたら「正妻」から何かされないのか、大丈夫なのか、と心配になります(笑)
面白かったです。
それでは、本年もよろしくお願いします。
作者からの返信
今年もよろしくお願いします。
そうなんですよ。劉邦と張良をどうにかしようと思っても、あの御方が怖いですからね。(笑)
早々にそっちの路線は諦めました。
第5話 論功行賞の行方への応援コメント
私は最初、アナザー国士無双と思っていた韓王信……。
そのエンディングを知っていると、う〜むと思わざるを得ないです。
張良さん頑張れ、超頑張れ。
面白かったです。
あと、拙作への応援、ありがとうございました。
良いお年を!
作者からの返信
どっちも韓信ですからね、小説にするとややこしい。(笑)
実際にどんな事をしたのかよく分からない人ですので、好きに書かせてもらいました。
では四谷軒さんも、よいお年を。
(こちらは今、雪かきをしてます。積雪20cmくらいですけど、車が動かせないので…)
第4話 鴻門の会~秦都咸陽の滅亡への応援コメント
佑音さんや貂蝉さんは胸でしたけど、張良さんは年齢かぁ……という感想を一番に抱いてしまった私は汚れちまったオトナです。
一方で、西楚の覇王、おだてに弱いというまさかの弱点が発覚。これやっぱりベジータだよなぁと思ったりします。
最後に、高祖は、オーベルシュタインだったら「そのとおりです」と言ってきそうな面が出てきましたね。まあ、こうでないと上に立てないと思いますが。
面白かったです。
作者からの返信
確かにラインハルトの黒歴史みたいな事件になってますね。
劉邦の方は平気な顔でやってますが。(笑)
張良(胡蓉)の当時の年齢を考えると、さすがに少女じゃないよな…と『房中術』を持ってきましたが、あまり上手く組み込めなかったですね。ちょっと反省してます。
第1話 阿房宮の陥落への応援コメント
「赤龍王」でも、もうちょっとマシな扱い……いや、やっぱり本作のとおりだった不良中年・劉邦。
こんなんで本当に将の将たる素質があるのかよ、と思ったことがあります。
天下を取ったあとの、走狗を煮るあたりは流石に天下人だなとは思いましたが。
面白かったです。
あと、拙作「河越夜戦」への応援、ありがとうございました。
作者からの返信
劉邦は掴みどころがないですよね。
司馬遼太郎の「項羽と劉邦」は愛読書なんですが、何度読んでもその辺がよく分からない。(笑)
その結果、こんな劉邦になりました。
「川越夜戦」面白いです。基本的に歴史は好きなんですが、あの時代の関東、東海地方の情勢はよく知らなくて。なので楽しみに読ませてもらっています。
最終話 草原の風の中への応援コメント
少女軍師張良も合わせて読ませて頂きました。
司馬遷の「婦人好女の如し」言葉をそのまま物語にしてしまった着想がまず素晴らしい。その張良がアグレッシブでありながら可愛らしくもありとても魅力的でした。
また劉邦という「無知で才もないが好漢で人たらし」という難しいキャラクターを(高祖のことをキャラクターというのもあれですが)非常にうまく描写できていると思います。個人的には司馬遼太郎、宮城谷昌光版の劉邦よりも親しみが持てました。
さらに張良と韓王信のラブロマンスを絡めてくるとは驚きました。黄石公の兵法書が房中術という設定を含めてこの発想は本当に凄い!
とてもおもしろかったです。素晴らしい小説をありがとうございました。
作者からの返信
こちらこそ、こんな嬉しいコメントをありがとうございました。
投稿を始めた最初の頃に書いたものなので、読み辛い箇所もあったかと思います。
それを三作続けて読んでいただけるとは…本当に感謝します。
ぜひ、これからも宜しくお付き合い下さい。
最終話 草原の風の中への応援コメント
読み終わりました!
『史記』から張良と韓王信をピックアップして、そして張良を女性にして、うまくまとめられたなあと感心しました。私は、韓王信についてはあまり知識がなかったのですが、調べてみると、高潔な人ですね。私の好きな張良のお相手として、申し分のないお方です。(笑) 最後も、さわやかなハッピーエンドですし。骨太なのに女性作家らしい細やかさを感じました。
もう一遍の『少女軍師 張良』を、読みます。
作者からの返信
最後まで読んでいただいたうえに、何というか、身に余るほどの素敵なコメントをありがとうございます。(泣)
ああ、もう感動です。
韓王信は「少女軍師~」の方でも、相変わらずちょっと弱気に活躍しています。
どうか、お気に召すといいのですが。
時系列的にはこの物語に至るまで、ということになりますが、その場の勢いだけで書いている都合上、設定のブレはご容赦ください……。
第8話 漢軍、東征へ起つへの応援コメント
私は張良が好きですが、男の人だと韓信の好きな人多いですね。最近の劉邦はすっかり「女たらしで自分勝手」のイメージが定着してしまったようです。でも、あれだけの偉業を成したのだから、相当な<人たらし>でもあったのでしょう。
2千年前の中国の書物の中でしか知ることが出来ない<人物たち>に、どのように肉をつけ血を通わすか、『史記』は本当に面白い世界だと思います。だんだんと、杉浦さんの『史記』の世界にハマってきています。
作者からの返信
真田さんのお好きな張良をこんな事にしてしまって…(笑)
史実に基づく物語の場合、資料に記載された些細な一文から話を膨らませるというのが楽しみの一つかな、と思っています。
(この張良の場合は「きれいな女性みたいだった」という、肖像画を見た司馬遷の感想からですが)
このように、ほとんど思いつきだけで構築した物語です。よろしければ、もう少しお付き合い下さい。
編集済
第4話 鴻門の会~秦都咸陽の滅亡への応援コメント
『鴻門の会』も、杉浦さんが書くとこのようになるのですね。女・張良から見た<バカ者同士>の劉邦と項羽。新鮮で面白かったです。しかし、後半では反転したように、劉邦の<他人には冷たい>性格が描かれていて、読者に緊張を強いる書き方は上手いと思いました。
若返る房中術の謎も楽しみです。
短いセンテンスの文章も、この時代の雰囲気を表していて、そして読みやすいです。ぼちぼちと読み進めます。
作者からの返信
劉邦のダークサイドですね。
皇帝に即位したあと、功臣を次々に粛清していますので、こういうシーンも有りかな、と。
以後の展開が気に入っていただければ良いのですが。
よろしくお願いします。
第1話 阿房宮の陥落への応援コメント
こんにちは。柚木沙耶香さんの小説の応援コメントから、こちらに来ました。杉浦ひなこさんが、天国から執筆されているのかと思って…。そうしたら、張良が主人公のお話で、二度目のびっくり。(本当は、張良の娘ですね)
『カクヨム』で女性の書いた骨太な劉邦と項羽の戦いのお話が読めるとは、嬉しいです。それにしても、阿房宮での劉邦を、よくぞ蹴り上げてくださいました。驚きとともにすかっとしました。
じっくりと読みます。そして、私はまったく史実に基づかないくだらない中華風ファンタジーをだらだらと書いていますので、返読の必要はありません。
作者からの返信
読んでいただいて有り難うございます。
なんと言っても、投稿し始めた頃に書いたお話しですので、読みずらかったり、設定がとっ散らかったりしていますけど、(まあ、それは今もですが) 優しい気持ちでお付き合い下されば嬉しいです。
よろしくお願いします。
※ペンネームは、杉浦日向子さんの漫画やエッセイのファンでしたので、おこがましいと思いつつ、お名前の一部をお借りしてます。
第10話 「項王来!」への応援コメント
墨汁で塗りつぶしたような、何の感情もないような瞳。
いい表現ですねえ。
にしても、大局ではなく部分的なところに関心して、スミマセン。
ですが、ディテールにこそ神は宿る!
作者からの返信
ありがとうございます。
これはおそらく、何かの漫画の一コマが記憶に残っていて、そのイメージを文章にしたもののような気がします。
あ、『ガラスの仮面』の「……恐ろしい子」だったかも。でもあれは、目が真っ白だったか。