私は張良が好きですが、男の人だと韓信の好きな人多いですね。最近の劉邦はすっかり「女たらしで自分勝手」のイメージが定着してしまったようです。でも、あれだけの偉業を成したのだから、相当な<人たらし>でもあったのでしょう。
2千年前の中国の書物の中でしか知ることが出来ない<人物たち>に、どのように肉をつけ血を通わすか、『史記』は本当に面白い世界だと思います。だんだんと、杉浦さんの『史記』の世界にハマってきています。
作者からの返信
真田さんのお好きな張良をこんな事にしてしまって…(笑)
史実に基づく物語の場合、資料に記載された些細な一文から話を膨らませるというのが楽しみの一つかな、と思っています。
(この張良の場合は「きれいな女性みたいだった」という、肖像画を見た司馬遷の感想からですが)
このように、ほとんど思いつきだけで構築した物語です。よろしければ、もう少しお付き合い下さい。
基本的に中国史はあまり知らないのですが、やはり、劉邦は女ったらしの人たらしで、秀吉みたいな人だったのかな?かみさんはすごい悪女だったっつうし、ヒステリックで冷酷な感じにした淀君かしら?中国の人間模様も面白い。
作者からの返信
なるほど。劉邦の出自(農民、というか遊侠?)からいっても、日本史では秀吉に相当するかもしれないですね。ただし本人に実務的な才能の無いのが違う所かもしれませんが。(笑)
奥さんの呂后は、他の夫人に対してひどい事やってますね。でもその治世は安定していて民は平和だった、みたいな事を司馬遷は書いてますので、悪いばかりでもなかったんでしょう。
人は悪いことをしながら良い事もする、といったのは池波正太郎の藤枝梅安シリーズでしたっけ。その通りだと思います。なかなか、悪の権化みたいな人って、歴史上に居ないのかもしれません。