いとしさと せつなさと 急転直下と

  • ★★★ Excellent!!!

──毎朝訪れる、午前7時53分。

それは、単なるひとつの時刻。世界が共有する24時間のうちの、たった60秒間にすぎない。

だけれども、はてなくつづくその日々の繰り返しに、重なろうすとする二人があったなら、それはもう奇跡とよべよう。


繊細な心理描写で盛り上がっていく、ごくふつうの男の物語。

さてそのラストや、いかに。