無力で泣き虫な少女よ、自分の足で立ち上がれ。

両親を失い兄と二人きりになってしまったチェントは、自分を養うため戦う兄から暴力を振るわれるようになる。彼女はそんな自分の人生を呪い、救いを求めて祈ることしかできなかった。
兄に守られ、周囲に流されなければ何もできない少女は、偶然と運命に導かれて剣士となり、やがて兄と戦うことを余儀なくされる。
愛するものを守るため、彼女は兄との戦いに挑むのだった。
か弱い少女だったチェントが色々な経験を経て成長していく姿に胸を打たれます。一人一人の登場人物の感情が強く読み手に伝わってきて、作品世界に没入せずにいられませんでした。

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