天使

不自然だった。

翼を生やしているらしき人型が飛んでいる。

鳥のように滑らかに飛翔している。

わたしは周りの子に尋ねた。

アレは何なのか、なぜ飛んでいるのか。

だが、みんなはしかめ面をして、何も見えないと言うのだ。

とても不自然だ。

人型は、悠々と大空を泳いだのち、雲の端に隠れていった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

一 四 〇 アーモンドゼリー。 @Almond_Jelly

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ