この作品は最近王道となった異世界転生物などではなく、旧約聖書の登場人物の名が出てくる魔女を題材とした物語で、海外の物語を彷彿させるような純粋なファンタジー作品です。
地の文章や表現も非常に丁寧で読みやすく、まだ始まったばかりではあるものの、ついつい先の展開が待ち遠しくなるような魅力的なストーリーに惹きこまれました。
また、今後の展開に設定や伏線が既に出てきているように私には感じられました。きっと完結した際に改めて読み直すと「ああ、こういうことだったのか」と思えるようなそんな物語になるような、そんな期待を持たせてくれる物語です。
異世界転生・転移ものばかりでファンタジーに食傷気味になっている方も、純ファンタジー好きな方にも是非ともお勧めしたい、先の展開が楽しみな作品です。今後のストーリーに期待しております。