もしも、私がこの国の独裁者だったら、
国語の教科書にこの詩集を載せることでしょう。
もしも、我が娘が「死にたい」などと呟いたら、
私はそっとこの詩集を差し出すでしょう。
もしも、私が富士の樹海に縄を括りつけた時は、
この詩集を再読してなんとか生命を食い繋ぐでしょう。
電波が届かなかったら笑ってくれ。
何でもいい、しみったれた人生でも底辺のくそったれでも何でも。
ただ私の大切な人が、明日の天気の話に興味を持ってくれるならば。
フォロワー各位。いやそうじゃなくても何でもいい。
すべての死にたい子供たちに、私はこの詩集を読んで欲しいと思う。
圏外じゃないなら読んでみてくれ。
大人になんて成らなくてもいいから、読んでみてくれ。