KACコン反省会会場
今回のは長い上に、KACコン(正式名称、カクヨム3周年記念選手権)に参加していないと楽しめないかもです。
そう、運営様からお題が出て、それに沿った話を書くというアレです。
参加してない方にもイベントがわかるように工夫はしていますが、
面白くなかったらごめんなさい、先輩……
ていうか鬱エンドだから、面白いわけが……
あーもういいやと思われた方は今閉じ閉じで!
このエッセイ、一応カクヨムに関するエッセイなのでお許しくださいませ。
あ、今回結構内容は真面目です。それも、かなり……
底辺がこんなことを書いても、とは思いつつも書かざるを得ず
このコンテストで参加者は多くの大事なものを失いました(特に時間)
これはそれを取り戻すための、精神浄化の、儀式――(時間は無理)
実はキャンペーンだから、本気になっちゃいけなかった!
これが最大の反省ですね!(もうオチてるよ私
では始まり始まり~。
――――――――――
目が覚めると、私は真っ暗な場所にいた。
何でこんなところに?
疑問のままに左右を見るけれど暗いのでどこを見ても同じ。
「ここ、どこなのっ!?」
私が叫んだその時、私の心に反応するかのようにパッと灯りがついた。
前方には、演劇の出来そうな広さの舞台があり、その上に横断幕が垂れている。
「『KACコン反省会会場』!?」
「そうです、今日はとことん反省してもらいます!」
いつの間にか、垂れ幕の下にその人物はいた。
どこかで見たようなベレー帽を被っていて、短いスカートから生える二本の脚には黒ストッキング。
帽子とスカートは翡翠色なのだろうか、目に優しく映る。
この催しのためか、オペラ座の怪人のように顔面を覆う仮面をつけているので、顔形そのものはよくわからない。
「あなた、どうしてこんなことをッ!」
私は再び、今度は彼女に向かって叫んだ。
彼女は深いため息をついた……ようだ?
「私はリンドバー……ゴホゴホ、カクヨムの全作家の良心の集合体……こういえばわかりますか? 参加者代表さん」
「わかりませんわかりません! 良心の集合体なら、こんなことしないはずです! 私何も悪いことしてません」
「反省の色がありませんね。では、そちらがその気でしたら勝手に進めさせてもらいます」
舞台上のスクリーンに文字が浮かぶ。
※※※※※※KAC1※※※※※※
『切り札はフクロウ』
お題:https://kakuyomu.jp/info/entry/3rd_anniversary_kac1
結果:https://kakuyomu.jp/info/entry/3rd_anniversary_kac1_result
※※※※※※※※※※※※※※※
「まず……、全然切り札じゃないのばかりなのはどういうことです!? タイトルみただけでもう内容わかりますよ? 『切り札』の意味辞書でちゃんと調べてますか?」
「(なるほどこういう企画か……)良心さん、Web小説は、タイトル・キャッチで中身わからないとだから、そこは……ねっ」
「シャラップ! たとえそうでも、最初からネタバレしてたり、フクロウ出してるだけの作品でいいと思ってます? キャラや設定もワンパターンが多すぎですよ!」
「フクロウっていうとやっぱりあのアナウンスのトリだと思ったんですよ、皆さん。そうなると運営様に媚びなきゃってキャラも絞られますし、とりあえず、かわかっこいいフクロウが活躍してお話が面白ければいいんじゃないのかなと……」
「あなたの作品は中でも一番酷いですよ。最底辺……」
「えっ!?」
「ミミズクはダメですよ、ミミズクは! しかもフクロウと違うって本人に主張させてどーするんですか!」
「……ごめんなさい」
※※※※※※KAC2※※※※※※
『2番目』
お題:https://kakuyomu.jp/info/entry/3rd_anniversary_kac2
結果:https://kakuyomu.jp/info/entry/3rd_anniversary_kac2_result
※※※※※※※※※※※※※※※
「作者様! 良く書けてますね! 下手なりに! 単語なだけあって、お題は全員満たしていたと言っていいでしょう。順番・順位で2番目、位置・番号で2番目」
「参加者一同頑張りました!」
「それに他のお題に比べると、良作が多かったとも言えます」
「バーグさ……良心さん、じゃあ次いきましょう次!」
「でも、読むのが一番つらい作品が多かったのもこれです。テンプレートな『私どうせ頑張っても2番目』な作品が多くて多くて……作品自体の面白さとは別ですが、ハッピーかバッドかはタグでハッキリ読み手にわかるようにしてもらえると有難く思いました」
「皆さん現実に疲れてらっしゃるんです、きっと……」
「ちなみにあなたの作品、設定が意味不明ですよ。『ステータス最高だと覚えられないスキル』って何ですか?」
「……ごめんなさい」
※※※※※※KAC3※※※※※※
『シチュエーション・ラブコメ』
お題:https://kakuyomu.jp/info/entry/3rd_anniversary_kac3
結果:https://kakuyomu.jp/info/entry/3rd_anniversary_kac3_result
※※※※※※※※※※※※※※※
「最悪の回をあげろと言われたら、この回なのは間違いありません。私が読んだ範囲でも運営様からのお題を確実に満たしていると言えるのは、三作品くらいでした。もちろんあなたの作品はカケラも入ってませんよ」
「良心先輩、そ、それはちょっと厳しくないですかっ?」
「運営様のお題の説明をちゃんと読んで、例示の作品に全部目を通して考察を深めた上で書いた書き手がほとんどいなかったようですね。あれではただの、ラブコメで自分の好きなシチュエーション暴露大会&その人気投票! 書く側も評価する側もわかってないのだから、そうなるに決まってます!」
「……確かに、近況やエッセイで『シチュエーションの無いラブコメなんてあるの?』のような疑問を何回か見て、その度に目が点になりましたが……でも理解できても無理ですよ。『高木さん』『かぐ告』『エヴァンス』みたいなの書けだなんて、それはプロの仕事です!」
「二人の『関係性』の解釈が例示の三作品を読みこんでないと曖昧になることもありますから、仕方のないことではあるんですが……」
「ですです、良心先輩!」
「でも、そもそもラブコメになってない作品も多いですよ! ラブコメを何だと思ってるんですか、あなたたちは!」
「そこは書き手のラブコメ経験値と宗派の影響が。前者は私も怪しいです。後者は……確かに、ジャンル『恋愛』の先輩の作品は中身完全に恋愛でしたけど。でも素敵でしたよ、胸キュンで。KACコンじゃなかったら私的に★3でした。アレは」
「あれは恋愛作家の矜持だと思います。ジャンルエラーなだけであって、あなたの作品とは完成度が段違いですよっ。あなた、二作品も書いて、アレはどういうことですか!? 単なる二人会話モノと可愛いオジサンモノじゃないですか!」
「……ごめんなさい」
※補足
KACはジャンル不問ではありますが、な〇うと異なり、カクヨムでは恋愛系ジャンルとして恋愛とラブコメが別に存在する意義を考えました。宗派があるのは認めますので境目論争はご容赦くださいませ。
※補足4/6
『シチュエーションラブコメ』ってカクヨムの書籍化作品で挙げるなら多分これではないかと私は思いました。
何故か学校一の美少女が休み時間の度に、ぼっちの俺に話しかけてくるんだが?
https://kakuyomu.jp/works/1177354054884043614
なかなか良いニヤニヤですので、読んでない方是非!
例に挙げてくださらなかったのはどうしてなのでしょう……
やはり、私の感覚のほうがオカシイのでしょうか……
※※※※※※KAC4※※※※※※
『紙とペンと○○』
お題:https://kakuyomu.jp/info/entry/3rd_anniversary_kac4
結果:https://kakuyomu.jp/info/entry/3rd_anniversary_kac4_result
※※※※※※※※※※※※※※※
「作者様! 良く書けてますね! 下手なりに! これも、お題は満たしているのは多かったです。その分、作品としては紙とペンの必然が問われることになるんですが、それが無かったり、薄かったりする作品が多かった感じでしたね」
「紙とペンで何を書くのか、何が行われるのかってところでオリジナリティを出すの道が狭くてキツイですもん。書かないとなると、2つのアイテムの存在に説得力が必要になるので構成の難度は上がりますし。私も書きやすくてウケそうなカクヨム恋愛ネタに走るか悩みました」
「面白くならなくても素直にそうしておけばよかったのに……何です、あの作品? お題の単語に魔法とか呪いを絡めれば話は作りやすいですけど、禁じ手ですよ、それは!」
「……ごめんなさい」
※補足
やっぱりあったのです。そして私は悩みます。『鉛筆』は『ペン』なの?
……とても苦しみましたが、私の中では鉛筆は鉛筆であってペンでは無いのでごめんなさいしました(細かいな、私
まさか概念の認識まで問われるなんてッ!(誰もそんなこと聞いてない
※※※※※※KAC5※※※※※※
『ルール』
お題:https://kakuyomu.jp/info/entry/3rd_anniversary_kac5
結果:https://kakuyomu.jp/info/entry/3rd_anniversary_kac5_result
※※※※※※※※※※※※※※※
「作者様! 良く書けてますね! 下手なりに! 単純な単語だけに、書き手の力量が問わるという、なかなか、良いお題でした。当然、満たしている作品ばかりでした、単語的には、ねっ」
「満たして当然だとそうなるってことですね。確かに純粋に作品勝負って感じでした。ストーリー展開としては単純な作品でも描写が良いものが人気あったりで、この回は作品全体を見て評価する方が多かったのかなって私も思います」
「『ルール』という言葉に書き手自体も縛られてしまって、それは読むときにも影響するので、面白い作品というのはやはり少なかったですが」
「き、厳しいですよっ、先輩」
「でも、縛られないのもダメですよ。何ですかあなたのあの作品。魔法か呪いにすれば誰でも話は書けます。それは禁じ手だって言ったじゃないですか!」
「……ごめんなさい」
※補足
と書いてはいますが、KACの中でも結構面白い作品が多かった回なのではと個人的には思います。奇妙なルール、ルールという言葉の再定義。KAC2の『2番目』もそうですが、一単語はアレンジしやすいのかもしれません。あくまで個人の感想です。
※※※※※※KAC6※※※※※※
『最後の3分間』
お題:https://kakuyomu.jp/info/entry/3rd_anniversary_kac6
結果:https://kakuyomu.jp/info/entry/3rd_anniversary_kac6_result
※※※※※※※※※※※※※※※
「この回は、KAC3と甲乙つけづらい酷さでした……」
「ええっ!?」
「『最後の』が無い、無く見える作品が多かったんです……全体の行程が3分だったら、それは最後じゃありません。その行程を話の上だけでもいいから他の行程の最後に置くとかしないと、単なる3分ですよ!」
「それは何となく読んでて思いました。パターンになりそうだったから皆様独自性追求の結果、無理が出てそうなってしまったのかな?」
「それだけじゃなく、転移転生以外の異世界や、中世以前の歴史モノもやっぱりありました。常識エラーはギャグ時空以外では御法度なのになのに……」
「それはプロレベルじゃないと無理ですよ、良心先輩。続き物縛りで書いてる方とかもいますし、大目に見てください」
「あなたの作品に比べれば、3分がメインなだけましですけどね。何ですか、あの『最後の3分』自体がどうでもいい扱いの作品は! 小説における『テーマ』について今一度勉強しなおししてください!」
「……ごめんなさい」
※※※※※※KAC7※※※※※※
『最高の目覚め』
お題:https://kakuyomu.jp/info/entry/3rd_anniversary_kac7
結果:https://kakuyomu.jp/info/entry/3rd_anniversary_kac7_result
※※※※※※※※※※※※※※※
「この回も、KAC3、KAC6と甲乙つけづらい酷さでした。お題に相当する作品がほぼ無いなんて……カクヨム書き手全員カタルシスの意味を勉強してください! 条件に目覚めのシーンでカタルシス必須って書いてありますよ! ちゃんと見てるんですか!?」
「そんなに怒らないでください。お題がキツイんですよ、先輩。これは流石にプロじゃないと無理ですってば。あと人によっても感じ方変わると思います。それに、お題がカタルシス有りってわかってたら、読み手は自然と冷静に見てしまいますし。感覚をもうちょっと緩めに……お願いします」
「そうですね。目覚めのシーン自体にストレス解放の頂点が来ない、惜しい作品も多かったです。さらに目覚めた後が無意味に長かったりすると、ちょっと。最高の理由後付けは、目覚めのシーンでカタルシスが足りないって作者自ら言ってるようなものですよ!」
「身に詰まらされます……私みたいな力の無い書き手は、オリジナリティを追求せず運営様のお題の解説のとおりに、素直に恐怖夢からの夢オチを書くのが正解だった気がします。恐怖は恐怖で難しいですけど」
「わかってるなら、そうすればよかったのに。何度言わせるんですか、目覚めのカタルシスの有無以前に、魔法と呪いは書き手として禁じ手です!」
「……ごめんなさい」
※補足
怒らないでください先輩方。でも、目覚めのシーンでカタルシスがある作品には巡り合えていないのです(なのでこの回は、お話にカタルシス的な何かが僅かでもあればOKと自分の評価基準側を変更しています、何だか偉そう、ごめんなさい)。
この状況なら、運営様の合格判定は、目覚めのシーン自体にカタルシスは無くてもOKになりそうですが、釈然としない私です。
※4/1追記
編集部様の気になる作品を見てみたのですが、確かに面白い作品なのですが、私にはカタルシスが感じられず……(作者様本当にごめんなさい)
もしかして不感症? 自分の感覚を疑わないといけないと思い始めた私でした。
でもでも、★1桁作品まで目を通してる編集部様……お疲れ様です。
最低限タイトルは全部見てくださってそうで、安心してしまいました。
※※※※※※KAC8※※※※※※
『3周年』
お題:https://kakuyomu.jp/info/entry/3rd_anniversary_kac8
結果:https://kakuyomu.jp/info/entry/3rd_anniversary_kac8_result
※※※※※※※※※※※※※※※
「作者様! 良く書けてますね! 下手なりに! 3周年、即ち何かから3年目を意味付け描くという、ここまでで最もテンプレートを強いられるお題でした。もはや、お題に当てはまって当然で、書き手のレベル、何よりも人生経験の深い浅いが作品のクオリティに、残酷なほど如実に現れていましたね」
「現代ドラマ系が強いイメージでしたね。恋愛、ラブコメ系は……きっと若いんです! 皆さん。十代とかだと、多分他に書きようがなかったんですよっ! 会社員人生、結婚、出産、離婚、この辺は一部でも経験してないと無理ゲーです……」
「でも、自分の書ける範囲、熟知している範囲のものを書くのは、正解なんですよ。これは一般論ですけど、身の程知らずに経験の無いこと、知識の浅いことを頑張って書いたモノは読めばその道の人にはわかりますから。あなたも最近書いてる長編で身に覚えありますよね?」
「ううっ……心が痛いです」
「それよりも、あなたの作品そもそも3周年が薄すぎです。どこに3周年なドラマがあるんですか!?」
「……ごめんなさい」
※補足
ランキングを眺めると、実は異世界ファンタジーとかもあったりしますが、現代ベースが多く、見かけ上のジャンルは様々なものの、内容は上に書いた印象でした。個人的に。
※※※※※※KAC9※※※※※※
『おめでとう』
お題:https://kakuyomu.jp/info/entry/3rd_anniversary_kac9
結果:https://kakuyomu.jp/info/entry/3rd_anniversary_kac9_result
※※※※※※※※※※※※※※※
「作者様! 良く書けてますね! 下手なりに! もうテーマがテーマだけに、逆に外すほうが難しいくらいでした。無理に外そうとした跡の見える作品のほうが逆に読みづらかったくらいです」
「じゃ、じゃあ全員合格ですか!?」
「運営様がきっと考えたのです。難しいお題に頭を悩ませて殺伐とするくらいなら、全員めでたい頭になったほうがカクヨムは平和だって。まさに阿波踊りですねっ!」
「踊る阿呆に見る阿呆ってやつですか……皮肉が効きすぎですよ、バーグ先輩。阿波踊りの愛好家さんに誤解されないかが心配です。これをお読みの先輩方にも」
「真の愛好家なら逆に大丈夫です。それにあなたの先輩に変な人はいないのでは? ところであなたの作品、もう少し糖分減らせなかったんですか? 合格以前なんですけど」
「……ごめんなさい」
※補足
作家の矜持として、皆様お話を捻ったのだと思いますが、個人的には『おめでとう』の内容の有無に関わらず、展開・感情共にストレートなストーリーのほうが読みやすく、楽しめました。『おめでとう』が薄くならない感じです。あくまで個人の感想ですが。
※※※※※※KAC10※※※※※※
『カタリ』or『バーグさん』
お題:https://kakuyomu.jp/info/entry/3rd_anniversary_kac10
結果:https://kakuyomu.jp/info/entry/3rd_anniversary_kac10_result
※※※※※※※※※※※※※※※
「作者様! 良く書けてますね! 下手なりに! 二次創作が得意な書き手だったら30分あればいけそうなお題でした。私と彼のキャラ設定は既にありますから、あとは、一人か二人か選んで、背景設定して書くだけの簡単なお仕事です。このお題でお題外れを書くのはかなり難しい。KAC9に引き続き、運営様もよく考えられました。主人公でもサブでもモブでも公式キャラの二人が出てるなら何でも良しですよっ!」
「ワンパターンになるかと思ったら、カタリ君だけ、せんぱ……バーグさんだけってのもありましたし、最後だからか皆さんキャラ設定を生かした最高のお話をという意気込みが感じられました」
「そう、これまでの中でも最も面白い作品が多い回だったのは事実。ただ、残念なことに、参加作品に『物語』じゃないのがありました」
「どういう意味ですか?」
「KAC7あたりから、お題の書き方がやや明確になってたんですよ。ちゃんと読んでたら気づくはずです。KAC7は『物語』、KAC8は『ストーリー』、KAC9は『小説・エッセイ』という具合に」
「本当だ! ……気づきませんでした」
「KAC10は『物語』……でも、本当は気づいていたあなたのような人間が、開催中にそれを誰にも訴えないのが一番いけないですよ。単にお題をしっかり読んでないウッカリさんかもしれないでしょう? 忙しかったり疲れてたりしたら見落とすことだってあります。もしそれが尊敬している先輩とかなら、ちゃんと相手に直接それを伝えるべきです。だから、この状況はあなたのせい。いいですか!」
「全部私のせいです……こんなところにしか書けなくて、ごめんなさい」
※補足
これについては気になったので、『エッセイ・ノンフィクション』と『創作論・評論』の作品を念のため見てみました……半分以上物語してました……中には面白いのもありましたが、ここで星をつけたら敗北気分な私は我慢しました。
素直に『現代ドラマ』とか他ジャンルでお願いします、先輩方!
――――――――――
注※※※※※※※※※※※※※※※※
あくまで私が作品を読んだ範囲での感想のキツメとユルメですので、その点はご容赦くださいませ。基本読み専を意識して、人気の上から、ピックアップから読んでいます。
なので、隠れた名作は読んでない作品にあるかもしれませんし、読んでない作品全部がお題に合致していたかもしれません。
好みの影響もありますし、自分の評価が絶対だとは思いません。
絶対だったら私の書いた小説全部バカウケのはずだし!(涙
(ちなみに異世界なら転スラよりは盾勇者派です。でも、やっぱりこのすばが最高です! 最近は能力平均値が……何を言ってるの私!?)
けれど、参加者の義務として、結構読んでいる方だとは思います。
私、真面目ですので。
注※※※※※※※※※※※※※※※※
というわけで、KACコン参加者の皆様、お疲れさまでした。
お題が難しかったのもありますが、全ては10回参加で貰える図書カードのため、と無理し過ぎましたよね、我々参加者一同。
KAC3とKAC7を考慮すると、厳しめな方の私が読んだ範囲では、貰える方は誰ひとりいませんが(ごめんなさい)……まさかそんなことがありませんように。
お題の単語を使っただけの小説を書いちゃった同志は多くいるはず。
一部しか使ってない子は……自分で自分をオシオキで。
さあ胸に手を当てて……やまなしおちなしいみなし、皆勤の方は各自一作品は身に覚えありますよね?
運営様の定義通りのシチュエーションラブコメも、目覚めのカタルシスも書けたと自信をもって言える方は……きっといないですよね。
プロの方はご容赦願います!
努力はしたけどお題のキツさに読者目線に徹し切れなかった。
そんなことを考える先輩の作品は読者目線を一切考慮してない作品よりも数倍上ですよっ、きっと。
(この考慮の有無は私のレベルでも如実に数値に現れるので実感できます……そもそも読者目線を普段から意識していないと気づけないことではありますが)
私なんてそれに加えて書き手としての禁じ手を使いすぎて……大反省です。
(単語を魔法か呪いで彩れば何でも書けルッ書けるんだッ)
そんな私の作品をお読みくださった先輩方、本当にありがとうございます。
カクヨム書き手の先輩方は自分の作品に誠実な方が多いので、参加者の多くの方は、一緒に反省していただけたと信じていますが、お気を悪くなさった方いらっしゃいましたら申し訳ありません。
『お前と一緒にするな』……これには返す言葉もありません。反省します。
『(自分で納得がイケるものを)書けるお題しか書かない』というスタンスの先輩には感動しました。こういう方の書いた作品は構成文体描写等、やはり筆力の違いを感じました。書き手かくあるべしですね……反省です。
『お題にあってるか不安です』という風に近況に書かれた先輩の作品は、あってなくてもほほえましかったり、楽しい感じのが多かった気がします。人柄は作品に出るんですね。私みたいな腹黒とは人間の格が違います……反省です。
何だか心が、とっても、痛いんですケド。
まさか、このイベント、人格があぶりだされてます……?
作風、星評価の付け方、交流(レビューコメント)のしかた、近況等での外部のつぶやき……運営様が本気で分析しようと思えばできますからね。
そういえば、期間中にアカウントごと消えた方もいたような? あれはまさか……!?
私、お題から納得がいく作品にしか星つけてませんので!(なぜか主張する私
実はフォロー、フォロワー様の作品はかなり読んでいたりしますが、お題に合致しないので泣く泣く星3→0結構あるんですよ!
それに、お題以外にもネタがわかるかとかティスト好みかとか大人の事情とかとかありますから!(エッチなお話にはつけられません……とか
たとえ人間的に尊敬する先輩の作品であっても、自分の心に嘘をついて星つけるとかはできない子なんです。
ええ、細かい性格なのはそのとおりです! そんなのこのエッセイお読みいただいていたら今更ですよね!
ああもう小さい人間ですよ、私は!
ハッ……話題を変えなくては!
参加者で無い方は期間中「なんだよこのKACって、トップページとランキング荒らすなよ」と思われたと思います。参加者の一人として大変申し訳なく思う次第です。
なぜに運営様は、今回隔離政策をとられなかったのか疑問です。
今まで通り公式自主企画で良かったのではないのかなーって思ってしまいますよね。その上で★レビュー賞とか参加賞とか無しで毎回編集部賞のみにされていたら……編集部の方が過労で倒れてしまいそうかな……納得です。
でもおかげでハッキリわかったことがあるのです。
異世界ファンタジー以外は、読者が少ない……。
現代ファンタジー、ラブコメはもう少しいらっしゃると思ったのに残念です。異世界ファンタジーに比べると読み手を選ぶジャンルだからなのかな? 次点ではあるのですが。
他ジャンルはトップ4ですら浸食されていましたが、ライトノベルを代表する異世界は、KACコンでもびくともしていません。
KACコン以上に読まれているということですね。
人気になるのも当然大変だとは思いますが、どうせ面白い作品を書くなら(もちろん読者目線で書けるなら)無名は異世界だと、私はあらためて思いました。
(※KACコンのジャンルの偏りの可能性もありますが、★の数比較から、この結論でおそらく大丈夫かと。戦いは数は数でも、星とフォロワーの数です)
一見マイナージャンルは良い作品であればトップを取りやすそうに見えますが、そもそも読者が少ないので無名は拾われる確率が低く、既に名前のある方、友達の多い方が強そうです。
とまあ、そんなことはさておき、今回のわからないこと
作品増えすぎた時ってどうしたらいいのかな……?
①ダウンロードして消す?(応援コメントは?)
②下書きに戻す?(せめて見た目だけでも?)
③気にしない?(ブラウザの処理も重くなりませんか?)
④自作の目次作品を作って楽しむ?
このくらいですか?
なんだかラブコメ縛りでKAC短編10作品書いたら、お花畑のようになってしまって、こんなの私の作品欄じゃない! と思ってしまったのです。
頭の中がお花畑みたいですよ!(真面目なラブコメ書き先輩ごめんなさい)
応援いただいた作品は消しづらいので、悩ましいです。
非表示機能かフォルダ分けの要望って先輩方既に出されてしていたりします?
追記1)
遅まきながらの報告ですが、カクヨムコン中間選考に一応残れました!
お読みいただけた、応援いただけた先輩方のお蔭です。
ありがとうございます。
カースドテンシード ~予言と呪いと十人の異能乙女
https://kakuyomu.jp/works/1177354054887459503
ホラーというマイナージャンルゆえか、雰囲気ライトじゃないノベルなゆえか、それまでちょっとずつ増えていたフォロワー様がKACコンの影響か全く増えなくなり泣きそうになりましたが、私は元気です。(これこそホラーですよ
そうです、今回のこれはやつあたりです!
でも、トップの新着にのる時間が確実に減ってたので……ああもう。
運営様は無名作者をこの世から消滅させる気ですか!
そんな中でも毎日更新続けていたら、いつの間にか、40万字、140話超えました。(ようやく世界の謎に近づいています、ホラーにもなってきてます、新日常系ですからね!)
創作論の本に書いてあったことは真実でした。
私みたいなレベルでもプロットがあれば文字数、話数は書けます!
これならエタること無く、連載とかよゆーです。
読者様目線で面白いかどうかはさておきですが……(それが一番重要なんだぞ私。
……あいかわらずの、こらこら私でした。平にご容赦願います。
追記2)
追記1の追記ですが、カクヨムって文字数多い作品結構あるんですね。
40万字以上とか普通でした……イキりまではしてないものの恥ずかしいです。
100万字以上で確かようやく200作品くらいに絞られます。
そこまで行けて超長編書きは一人前かな? ……遠いです。
今回の私の作品は残りプロット的には無理なのです。とっても残念!
……でも次は十万字くらいにしようね、私!
十分に作品マーケティングした上で読者目線を伴った異世界ファンタジーか、現代ファンタジーだよ、私! それもライトなノベルで!
新日常系書くなら表面上だけでも展開早めに見せかけて別の要素でもたせないとダメ、絶対!(そんなの新日常系では無いような気もしますが……
追記3)
今回のKACコンは、あえてラブコメ縛りをしていました。
これは、ラブコメというジャンルが、特に読者を想定して書くのが前提のジャンルであるからです。(書いたことがある方、読んだことがある方は否定されないと思います) 多くの方にお読みいただけるチャンスでもあるので、修行修行と欲張ったのです!
私の作品がラブコメになっていたかは別問題ですが……
掟破りの両性向けのつもりで書いているので、大丈夫か心配でなりません。
やはり視点に引きずられるのでしょうか?
(カクヨム定義だとラブコメは基本男子向けしか許されないという……)
三人称客観、一人称女性・男性と様々試しましたが正解はわからず。
男子一人称がラブコメ的にはいいのかなーと思ったのですがそうでもない感じ?
この辺りはキャラクター造形の影響もあるのかも。
ラブコメ道は奥が深いです。
何をもってラブコメとするかも論議を呼ぶところですよね。
この定義は、語ると今までどんな作品を読んできたのか、見てきたのかが、バレちゃう瞬間です。
自分としては、『ニヤニヤ』、『クスリ』、『あーもう』は大体入れていますが、今回短編ということもあり、一(主人公)対多(異性)のラブコメ鉄板構成(例.五等分の花嫁)にはしていないので、ラブコメじゃないと思われた方もいるかもです。
けれど、運営様がKAC3の例示に出していた「かぐや様は告らせたい」とか考えると、お相手特定異性のみ固定でも成り立つものなのですよ、ふっふっふ。
……難しい。
カテゴリーエラー委員さんとかいたら、私のKAC十作品、ラブコメなのかどうか判定いただきたいところです。ま、まさかの全部ダメ!?
「ラブコメ」の定義は、ジャンル「恋愛」との境目を考えるとさらに難しいですが、それこそ宗教戦争になりそうなのと、1万字を余裕で超えてしまったのでこのあたりで筆をおきます。
……今回は、本当に先輩方、ごめんなさい。
追記4)※4/1
4/1に改めて確認したところ、現代ファンタジーはKAC作品にトップが奪われていたので、本文の内容を『書くなら異世界ファンタジー』と修正しました。
そもそも現代ファンタジーKACかなり食い込んでいました。
本エッセイの本文を書いたのが結構前だったとはいえ、誤り記載となり申し訳ありません。
ちなみに星だけみると、異世界ファンタジーで週間トップ10に入るには★200、現代ファンタジーは★80くらいのようです。フォローで前後する感じなのかな?
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