まず思い出してみて欲しい。
大人は忘れがちだが、うんこちんこ、その言葉だけでいつまでも笑っていられた、あの大好きだった時代を。
あの頃は、臭くて・・・・・・失礼、言葉が足りなかった。青臭くて、馬鹿で、価値観でさえ単純。トイレの個室のように狭い世界で生きていた。
無限に大が出る可能性にミチミチと満ち溢れて・・・・・・あれ? なんか想像したくなくなってきたゾ?
まさに、この小説は「可能性『大』」!!!
さあ、思い出せ! 学校でウンチ? 出来るか、このうんこ野郎! そんなレッテル貼られて明日からどう登校すればいいっ!?
それが、大好きな先輩への告白をひかえた繊細な乙女となれば、大大ピンチ! 背に腹は代えられぬ彼女に訪れた千載一遇の大大大チャンス!
最後の一文で、ボットンとカタルシスがハイセツされていくエクスタシーに思わずスッキリ。
フゥ、ハイセツ!って、カイカンなのよね。