第44話 李譔《りせん》:幅広い知識を持つが悪ふざけ好きの蜀の学者

李譔りせんは字を欽仲きんちゅうといいます。


昨日紹介した尹黙いんもくとは同郷です。

父の李仁りじんは尹黙の友人で、ともに荊州の司馬徽しばきのもとで学んでいました。


李譔は父の学問を受け継ぎ、さらに尹黙について書物を研究しました。経書だけでなく算術や占い、医学、兵器まで、その興味は多岐にわたっていたとのことです。


劉禅が劉璿りゅうせんを太子に立てたときには、その近侍として仕えます。


劉璿は、幅広い知識を持つ李譔を大変気に入っていました。

しかし李譔は悪ふざけ好きの軽い性格だったので、才能はあったのですが世間では重んじられなかったようです。

景耀年間(258年~263年)に亡くなりました。

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三国志のこんな人物 渡辺仙州 @senshuwata

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