2017年6月6日 加美洋子

「……という訳で生活指導の許山もとやま先生とじっくりお話をさせていただいて説得する事が出来た訳です。PTAは親も動いてくれて悪い話じゃないし生徒自身できちんと規則を守る風土が出来たならいいだろうという事で支持も得られてましたから、校長先生、教頭先生も動けなかったんだろうと思います。特別な事はしてないですよ」


日向先輩は私の話は信じてなかったと思う。


「その話の通りだとしても普通じゃないぞ。立派な利害調整、政治だよ」

「はい。だから高校でも何かやりがいのあるチャレンジはしたいと思ってたんです」

「古城と話をすればお前が組める相手だって分かると思うよ。楽しみにしてくれていい。それは保証する」


 そこまで日向先輩は古城先輩を信じているのか。古城先輩がどんな人か知る楽しみが増した。


「じゃあ、放課後の面接は楽しみにしています」

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短編)市立第3中学校 生徒会長加美洋子 早藤 祐 @Yu_kikaze

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