第10話

今日の私は、小説を書くことに決めていた。 しかし、その主人公が女性恐怖症という男子高校生なため、うまく文章が繋がっていかない。私は、息抜きのためあのリズムゲームに手を伸ばす。やはり、リズムゲームはいい。ほとんど、インターネット上のフレンド申請ばかりしているがそれだけで私は満足だった。自分が認められている。求められている。たとえ、現実の友達が少なくても忘れられるだろうと。


だが、私は思う。それだけではダメだ。過去を見つめ改善していくこそが今を生きるために必要だということを。失恋した過去を忘れようとする私はいけなかったと。

誰だって失敗はするしつらいことはある。それから逃げようとする自分は、本当に自殺してしまうかもしれない。


私は、月曜日に借りたあの小説を読み終えた。 その主人公もやはり小説の中でつらいことや失敗はあった。でも、その主人公もそれを乗り越えて新しい世界を見出した。そう、私もまだ本当の新しい世界が見えて来ていないだけで希望はある。失恋は私にとって死にたくなるほどつらかった。でももう辛くない。私に生き方を教えてくれたものに出会えたから。


グッバイ、元カレ。カモン、新しい世界。

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戻れない日々、生き抜く日々 花月姫恋 @himekaren

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