どこへ行くのかわからない恋

───少し、このあとのお話を見なんし。

 月日が流れるのはとてもとても早いもので。あの少年が夢への誓いを立てた日から3年が経ったのでありんす。

 

 少年は月の綺麗な夜にその逢瀬が。─火花が散って、消えていくほどの時間でありんした。

 それでも少年はこの上なく幸せそうに言うのでありんすぇ。

 

 「あの人に煙管を渡してェ。」

 

 

 とね。

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ゆくへもしらぬこひのみちかな @Tacica819

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