感想おばけ 残影
前々回、感想おばけの話をしましたが、あの話には続きがあります。
実は、多分ほんとうは、僕がもらった感想は、『ゼロ』じゃないんじゃないかと思うんですよ。
ゼロじゃないんですけど、おばけがね、僕の自己肯定感の目盛りを、上がるはしから『ゼロ』に戻しちゃうんですよ。
とにかく次から次へと摂取し続けないと、あっという間に『ゼロ』になっちゃうんだと、多分、そうなんじゃないかと思うんです。
よく考えたら僕、文フリで1回だけ、隣のブースの人にめっちゃ褒められたことがありました。
その時はめっちゃテンション爆上げエモいグルーヴに乗ってミュージックスタート! みたいな最高の気分だったんですけど、今その感情消えてるんです。
「どうせお世辞だったんでしょ……」とか、おばけが囁いてくるんですよ、おばけが。
このおばけの活躍によって、僕は作品を罵倒された経験も『今まで1回も無かった』ことになってるんですよ。
つまんないともゴミとも言われたことは『無い』し、アドバイスおじさんにも会ったことが『無い』んですよ。
いや、もしかしたら本当に無いのかもしれないですけど、でもその可能性わりと低くないですか? 創作やってたら絶対どこかで会うはずですよ。
批判にせよ賛辞にせよ、せっかくもらったものを、知らず知らずのうちにドブに捨ててるかもしれないと思うと、なにかそら恐ろしく感じられます。
他の人はこういうこと無いのでしょうか?
そういうわけなので! 紫藤夜半は、確実に現実世界に残りあとあとまで見返せるタイプの! つまり文章という形での感想を! 常に募集しております!
特に景品は無いけど、どしどし応募してくれよな!
みんなは感想おばけに取り憑かれないでくださいね。
楽しい創作ライフを送れますように。
<こんどこそ おわり>
文学事始之次第 紫藤夜半 @yowa_shido
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