おわりに

 創作論というよりも、僕のクズ人生自慢大会みたいになりましたね。はっはっは。

 僕はもう少し、言葉をまとめてわかりやすくする訓練をしたほうがいいようです。主張がとっちらかって仕方がない。


 さて、最後に終わりに締めとして。

 これ本当は最初に言っておくことだったと思いますが、お伝えしたいことがございます。

 それは「誰の言葉を聞くべきか、取捨選択が重要だ」ということ。


 みなさん、創作論を読むと、結構誰もかれも違うこと言っていますよね。あちらで良いとされたことが、こちらで否定されていたり。あの人が称賛したものを、この人がくさしていたり。

 じゃあ結局、どうしたらいいのよ、と迷われることもあるかと思いますが、まあ最終的には自分で選んで、決めねばならないわけです。あるいは、どれも選ばないということを決めねばならないわけです。


 そのときに、ささやかながら指標となるものがございます。

 創作論の作者が書いている、ほかの作品のうちの、小説作品がそれです。

 それを読んでみて、自分の作品よりも面白いかどうかを判断してください。

 面白かったら「今の自分より面白い作品を書く役には立つ」という程度に思ってください。

 つまらなかったら? つまらなかったら、今読んだ創作論の内容は全部忘れてください。その創作論を全部実行しても、あなたより面白い作品を書けていないなら、あなたにとっては意味のない論だということです。


 僕の作品も、どれでもいいので読んでみてください。それでつまらなかったら、この創作論のことはするっと忘れて、原稿を書く作業に戻ってください。

 孤独な作業の合間、ささやかな休憩中に見た南柯の夢程度、まあその程度のおもしろみがあればいいな、と思いつつ、筆を置くことにいたします。



<おわり>

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