2 水と着信への応援コメント
「生きていたくない」
死にたいという表現でなく、こう言った千歌の気持ちが分かる時が私はあるので、刺さりました。
それに対する主人公の「傷つきぶっている甘さに腹が立つ」という言葉もめちゃくちゃ刺さりました。分かってる。きっと千歌も分かってる。
そして、言ってしまった後の主人公の気持ちもとても痛い。
リアルです。
作者からの返信
片付けシーンの一番大切な言葉のやり取りについて、汲み取ってもらい嬉しく思います。
人が追い詰められている物語というのは、時として読み手を励ますことがあります。私自身、自分よりはるかに大きい苦しみや、あるいは似た傷跡の克服を見守ることで、何度か痛みを緩めたことがありました。
ですから「刺さる」というリアクションは、一番嬉しいものの一つになります。よかった。
編集済
1 夏の残りへの応援コメント
とても丁寧な表現で読みやすく、センチメンタルな雰囲気が素敵です。
大家さんに菓子折りを持っていく、なんてシーンは生々しくていいですね。
ひとつ、個人的な感情になってくるとは思うのですが、主人公が刺された父親を見て、相手に怒りを覚えるシーンは私には分からなくて、感情移入ができませんでした。。
まずは「動揺」から入るかな?と私なら思ったからです。
2話目、今から楽しみに読んで来ます!
(追記)
追ってのコメント、しつこくすみません!
私も喜怒哀楽でいったら哀が書いてて一番楽しいですw
一点、社畜について、もうひと段落でいいので、表現が欲しかったなと思いました。キャッチ?で主人公は社畜なのかという前提で読んでしまいましたが、内容ではそこまでの把握ができなかったように思いました。(でも、切符きられるシーンは最高でしたw)
これもとても個人的な感情なので難しいですが…。
私も昔、ガチ社畜(宿泊当たり前)だったので、感性がちょっと世間と乖離しているのかもしれません……。なので、ふーんくらいに思っていただければ……。
作者からの返信
複数のコメントを残して下さり、ありがとうございます。
喜怒哀楽の哀を描くとき、一番筆が進みます。
哀しいシーンをうまく描けていると、なんだか書いてる方は楽しくなってきます。変でしょうか 笑
目の前に迷惑を顧みず暴れてる人がいて、介抱しようとした父親に危害を与えたとき、私の中でリアリティのある感情は(社畜的に醜い)怒りでした。
読者の方との感情の相違も、こういう場で確かめられるのはいいですね。
(追記の返信)
ミゲルさんは昔ハードな職場におられたのですね。今はご無事でしょうか。もしそうなら、解放されて本当に良かったですね。心からそう思います。仕事で人生が潰えてしまうことほど、恐ろしいことはありません。
主人公が実際の仕事で参っている描写を挟むには、4項で倒れるまでにやってしまいたいところです。3項で主人公が千歌の現状を目の当たりにした後はばっさりカットしていますが、ここに加えるのが良いかもしれませんね。
廃人化している千歌を前にして戸惑う主人公に、取引先から電話が入る。仕事上のトラブルで休日だけど現地へ向かうことになる。主人公は伯母さんに電話して千歌のフォローを頼む。伯母さんの電話応対は何か他人事みたいで違和感がある――みたいにすると、終盤で「千歌と伯母に何かあった感」が増幅されていいかもしれませんね。4項のつながりも良くなるでしょう。
ご指摘、ありがとうございました。
3 密室にひと束への応援コメント
伸びない小説ダメ出し会からきました。
文も内容も重く、読み進めるうちに登場人物に対する共感が淡々と積み重なっていくのが、とても面白く引き込まれました。
自分の身近に精神を病んだ人がいないので、これがどこまでリアルなのかは分かりませんが、少なくともフィクションとしてのリアリティはすごく感じられてよかったと思います。
ダメ出しは……正直自分のレベルでは何も言えないですね。
しいていえば、ラノベばかりのカクヨムやweb小説の中では、この作風は浮いた作品になるので、そりゃ伸びないだろうなと思います。
あと起承転結をキッチリ効かせた作品も読んでみたいと思いました。
作者からの返信
丁寧な感想、どうもありがとうございます。
リアリティはとても大切ですね。
フィクションとしてでもリアリティを感じて頂いたのなら、ありがたいことです。
公表する場所については、少し悩みました。
以前、「小説家になろう」に現代小説とファンタジー小説を投稿したのですが、ユニーク数は現代小説の方が良かったという事がありました。
いつか別の場所で真価を試したいという気はあるのですが、自分ではまだ粘り強く練習する時期だと思っています。
1 夏の残りへの応援コメント
題材も、書き方も、私にはかなり難解でしたが、引き摺り込まれてしまい、最後まで読めました。
第二節の状況としては、
主人公は、千歌が主人公の父親を包丁で刺した時、その場に居たという解釈でいいのでしょうか?
更に、主人公の父親は、13針も縫う重症にも関わらず、ベッドが足りないので入院させて貰えず、バス停で主人公と話していたという事でしょうか?
後半は、割とすらすらと読めました。
千歌と主人公が、これからどういう関係になるのだろうと想像させられ、面白かったです。
作者からの返信
最後まで読んで下さり、ありがとうございます。
おっしゃる通り、千歌が父を切ったときに主人公もその場にいます。「入院~」のくだりは、千歌の事を言っています。ここは一時入院するのが誰なのか、主語があった方が分かりやすいですね。
(後学のために、修正せず残します)
二人の行く末を気にして頂けるのは、作者として嬉しく思います。
3 密室にひと束への応援コメント
彼女とのことも解決してないし、千歌のこともどうするか分からない。
これからの二人やその周りのことを思うととても心配になるのに、不思議と最後救いがあるというか、何とかなればいいなと思ってしまう。
まあ、でも、千歌のこの状態で病院に行かないのはまずいですね。一人では生きていくのは無理そう。それを主人公が背負う必要があるのだろうか。主人公が優しすぎて、これからの人生を心配してしまいます。
そこまで短編を読んだだけで色々考えてしまいました。
筆者の力に引き込まれました。
作者からの返信
後読感について、救いがあると感じて頂きありがとうございます。
展開的には、RPGでいうと「地元の村が焼き討ちに遭い、不思議な力を手に旅立つ」程度のところなのですが、書いている内に彼らの再会(あるいは記憶の掘り起こし)が解決に導くことが見えてきたので、記憶を交換し始めるところで筆を置きました。
この後どうなるかは、私自身実際に文章を書きながら物語を追っていかないと全貌は見えません。でも、このままストレートに主人公が千歌の恩人になるような事はないような気がします。
丁寧に読んで下さり、ありがとうございました。