伸びない小説ダメ出し会からきました。
文も内容も重く、読み進めるうちに登場人物に対する共感が淡々と積み重なっていくのが、とても面白く引き込まれました。
自分の身近に精神を病んだ人がいないので、これがどこまでリアルなのかは分かりませんが、少なくともフィクションとしてのリアリティはすごく感じられてよかったと思います。
ダメ出しは……正直自分のレベルでは何も言えないですね。
しいていえば、ラノベばかりのカクヨムやweb小説の中では、この作風は浮いた作品になるので、そりゃ伸びないだろうなと思います。
あと起承転結をキッチリ効かせた作品も読んでみたいと思いました。
作者からの返信
丁寧な感想、どうもありがとうございます。
リアリティはとても大切ですね。
フィクションとしてでもリアリティを感じて頂いたのなら、ありがたいことです。
公表する場所については、少し悩みました。
以前、「小説家になろう」に現代小説とファンタジー小説を投稿したのですが、ユニーク数は現代小説の方が良かったという事がありました。
いつか別の場所で真価を試したいという気はあるのですが、自分ではまだ粘り強く練習する時期だと思っています。
彼女とのことも解決してないし、千歌のこともどうするか分からない。
これからの二人やその周りのことを思うととても心配になるのに、不思議と最後救いがあるというか、何とかなればいいなと思ってしまう。
まあ、でも、千歌のこの状態で病院に行かないのはまずいですね。一人では生きていくのは無理そう。それを主人公が背負う必要があるのだろうか。主人公が優しすぎて、これからの人生を心配してしまいます。
そこまで短編を読んだだけで色々考えてしまいました。
筆者の力に引き込まれました。
作者からの返信
後読感について、救いがあると感じて頂きありがとうございます。
展開的には、RPGでいうと「地元の村が焼き討ちに遭い、不思議な力を手に旅立つ」程度のところなのですが、書いている内に彼らの再会(あるいは記憶の掘り起こし)が解決に導くことが見えてきたので、記憶を交換し始めるところで筆を置きました。
この後どうなるかは、私自身実際に文章を書きながら物語を追っていかないと全貌は見えません。でも、このままストレートに主人公が千歌の恩人になるような事はないような気がします。
丁寧に読んで下さり、ありがとうございました。