【アニメ】話題作だけじゃない!? 秋アニメの隠れた名作3選

2018年12月2日




 もう12月です。師走です。もうすぐ今年も終わりですが、同時に秋アニメも佳境になっています。



 2018年秋アニメ、何をご覧になっていますか?



 VRMMOの金字塔SAO3期

 随分ご無沙汰な禁書3期

 誰もが知る名作ジョジョ5部

 特撮がまさかの復活グリッドマン

 なろう最終兵器転スラ

 最早ギャググルメ作品ゴールデンカムイ

 往年の名作のアニメ化バナナフィッシュ

 今期一番のダークホース! ゾンビランドサガ

 悶絶百合作品! やがて君になる

 PAの刺客! 色づく世界

 電撃の新鋭青ブタ

 衝撃のダークファンタジーゴブスレ



 ……などなど、話題作が目白押し! 今期のアニメは豊作と言っていいでしょう。様々なところで秋アニメの話題で盛り上がっているかと思います。




 そんななか、そんなに話題にはなっていないけど(主観)見ると面白い隠れた名作アニメがあります! まだまだ全然間に合います! 是非見るべき秋アニメを3作品ほどピックアップしました。今回はその紹介です。






 ピックアップその1


『あかねさす少女』




 公式ページ:http://akanesasushojo.com/


 あらすじ

 2018年、10月。ある地方都市に住む少女たちが、とある儀式を行っていた。彼女たちは「鉱石ラヂオ研究会」。明るさが取り柄の女の子、土宮明日架が同じ高校に通う友人たちと立ち上げたサークルだ。その儀式は都市伝説めいたものでしかなかった。——しかし、いくつもの条件が偶然重なり、遊びは遊びでは済まない事態となる——。




 第1話から並行世界パラレルワールドのSF感がありましたが、最新話(9話)でその色が濃く出てきた印象です。というかですね、このアニメ9話で完全に化けました! 9話は文句なし、今期のアニメの中でもトップクラスの神回だったと思います! 


 8話までは可もなく不可もなく……というか正直退屈な内容でして、自分も時間がないときは倍速視聴とかしていたのですが、9話はAパートで倍速視聴をやめ、姿勢を正して最初から視聴し直しました。それぐらいすごかった。


 9話ではもう一人の明日架、通称シリアスカの世界線フラグメントのお話。シリアスカの世界では黄昏の浸食が進んでいますが、今回の話で世界が侵食されるのがどういったことなのかが目に見える形で明らかになります。イメージとしてはハヤカワSFコンテスト受賞作でもある『世界の涯ての夏』(著者:つかいまこと)を彷彿とさせます(話の内容は全然違いますが、謎空間が世界を侵食する構図は似ているかも)。


 9話ではSF的な設定を交えて物語が進み、後半ではラスボス(?)も登場するバトルシーンと、設定の考察面でも緊迫感のある映像面でも十分見応えのある内容だったと思います。


 さらには9話最後で、○○(ネタバレのため伏字)が……。「お前……死ぬのか!?」といったシリアスオチで、次回の放送が待ち遠しくなる引きのある終わり方をします。なんと言いますか、『あかねさす少女』がようやく本気を出したような気がします。作品の雰囲気的にも、やっとオープニングのシリアスな世界観と合致してきたような印象を受けます。これからのクライマックスで傑作アニメになるかもしれないので、今後の展開に期待したいです。


 ……でもやっぱり、前半の盛り上がりに欠ける展開で切ってしまった人が多いのか、神回の9話が放送されてもあまり話題になっていないような……(主観)。そこがこの作品の惜しいところでもあるかもしれませんね。








 ピックアップその2


『イングレス』




 公式ページ:http://ingressanime.com/


 あらすじ

 誠は幼い頃から、触れた物の記憶を読む、奇妙な力を持っていた。制御できないその力を隠しながら警察の特殊捜査官として働く彼は、未知の物質「XM」の研究所爆発事故現場で不可解な記憶を見る。事故の唯一の生存者、サラの指環に残されていた記憶。それは人が赤い光に飲み込まれ、消失する光景だった。巨大な陰謀に巻き込まれていく誠。人間の精神に影響する物質「XM」を巡る戦いが、始まる――。





 フジテレビのアニメ新枠『+Ultra』の第一弾作品として放送。『+Ultra』は日本国内と海外をターゲットにしたもので、Netflixでも配信されています。原作は拡張現実ARを用いたスマートフォンのゲーム。拡張現実ゲームといえば『ポケモンGO』ですが、アニメ原作になった『Ingress』の方が先にリリースされています。


 所謂質アニメです。内容としましては、超能力SFをベースにサイバーパンク的な要素も取り込んだ本格SFといったところでしょうか。世界観的にはそこまで遠い未来というわけでもなく、むしろ現代に近い未来を舞台にしていますが、しかしSFとしての映像美は素晴らしく、思わず見入ってしまいます。


 ストーリーも、序盤は逃亡劇から始まりますが、途中から冒険劇的な感じで主人公が迫る側になります。その際、逃亡中に迫ってきていた追跡者とタッグを組むという、昨日の敵は今日の友みたいな展開は少年漫画的な熱さがあり、また話が進むにつれて明らかになっていく真実や、鬼気迫るアクションシーンなどなど、ミステリーやサスペンスとしての要素を盛り込んだ見応えのあるストーリー展開になっています。


 これ映像作品としての質という面では、もしかしたら今期のアニメの中では一番かもしれません。ただいかんせん放送開始時期が他と比べて遅いことが影響したのか、「え? そんなアニメやってたの?」みたいな感じで影が薄くなってしまった印象があるかもしれません。また海外のアニメファンを視野に入れたために質アニメとしてハードルが高くなってしまったのも要因かと。でもこれは食わず嫌いしないで見てほしいアニメです。あと何気にヒロイン(cv上田麗奈)が可愛いです。









 ピックアップその3


『抱かれたい男1位に脅されています。』




 公式ページ:https://dakaretai-1st.com/


 あらすじ

 2013年7月、連載を開始した、桜日梯子による『抱かれたい男1位に脅されています。』。

5年連続で”抱かれたい男1位”だったベテラン俳優・西條高人と、その座を奪った新人俳優・東谷准太。芸能界を舞台に繰り広げられる”抱かれたい男”ツートップ同士の禁断のスキャンダルをセンセーショナルに描く本作は、遂にシリーズ累計発行部数250万部を突破。そんないま最も人気を集めるボーイズ・ラブコミックが、ファン待望のTVアニメ化。2018年、最大のスキャンダルが幕をあける――!





 フツーにBL作品です。BLで登場人物が常に発情していますが、ただこのアニメに関しては最早ギャグ的な仕上げをしているので、濡れ場でもなぜが笑いがこみ上げてきます。コメディ面とドラマ性とホモ要素のバランスが絶妙で、メリハリがあってとても見やすいアニメだと感じました。

 このアニメは別に腐っていなくても楽しめる珍しいタイプの作品だと思います。ある意味では万人受けするホモアニメ、といった感じでしょうか。ニコニコ動画でもランキングに入るほどです。……というか、ガチムチや淫夢が流行るニコ動ですから、こういった笑えるホモは相性がいいのかもしれませんね。自分もニコ動でコメント付きで見てます。

 内容に関しては、完全にコメディ作品として認識しているので語れるような内容はありません。作品に深みがないとも言えますが、しかし深みがない作品ほどコメディとしての幅が生まれますので、これはこれでいいと思います。

 あくまでBL作品なので人にはオススメしませんが、しかし映像作品としてはよくできたアニメだと思いますので、興味がある人は一回見てみるのもいいかもしれません。一応ニコニコ動画の第1話配信を貼っておきます。


『抱かれたい男1位に脅されています。』 hug1 「芸能界は喰うか喰われるか。」

 https://www.nicovideo.jp/watch/so33963293








 今期も残りわずか。クライマックスを前に新しい扉(意味深)を開いてみてはいかがでしょうか?







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18年12月30日公開

【アニメ】2018年秋アニメまとめ。個人的なベスト5!

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18年12月31日公開

【アニメ】2018年秋アニメまとめ。その他感想(辛口注意)

https://kakuyomu.jp/works/1177354054886711486/episodes/1177354054887878912

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