【アニメ】2018年秋アニメまとめ。個人的なベスト5!

2018年12月30日




 もう年末ですね。そして年末といえば! そう、秋のクールが終わるということです!



 というわけで恒例企画! 今回も秋アニメのまとめとして、視聴した中でとくに気に入った作品を5つ厳選しました。以前はTwitterの方で簡単に呟いていましたが、前回の18年夏アニメからこちらでガッツリやっています。



 対象は、秋のクール(10月から12月)に。2クールなどクールを跨いで放送されたものも、最終回が今期放送であれば対象になります。一方来期も継続して放送されるアニメは対象外になっております。



 ちなみに過去歴代1位作品は(可能な限り遡れる記憶の範囲内)こちら。


  18年夏アニメ 『あそびあそばせ』

  18年春アニメ  ※ベスト5選出できず中止

  18年冬アニメ 『宇宙そらよりも遠い場所』

  17年秋アニメ 『宝石の国』

  17年夏アニメ 『プリンセス・プリンシパル』

  17年春アニメ 『月がきれい』

 (これより以前は、ログもなく記憶も定かではないため遡れませんでした)




 では個人的ベスト5発表です。





 第5位



 『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』



 公式ページ

 https://ao-buta.com/


 予告(YouTube)

 https://www.youtube.com/watch?v=2OTVCHpEkrc



 カクヨムでのジャンル:ラブコメ


 主人公のキャラが立ってて面白かった! こう、一つひとつの会話の返しがいい味出てて、軽快な会話劇として惹きつけられるものがありましたね。あと素の部分で変態性が露わになっているのもポイント。素直に「コイツいいキャラしてんなー」と思える楽しい主人公でしたね。方向性としては『化物語』の主人公と同じ匂いがしました。こういうの大好きです。それと各ヒロインも可愛い! というか皆さんイイ女過ぎる……。テレビシリーズのアニメとしてみると構成的に連作もののようになっていますが、しかし連作だからこそ主役となる各ヒロインの掘り下げがしっかりでき、各エピソードもきっちりと区切りをつけられていてとても見やすかったです。結構初期のころから劇場版の告知をしていたので、やはりというかテレビシリーズでは「続きは劇場で!」みたいな終わらせ方をしていますが、しかしテレビシリーズだけでもある程度綺麗に話をまとめているところは好感が持てましたね。というか続編公開が決定しているなら、こういう締め方も悪くないです。劇場版は夏だそうなので、楽しみにしたいです。








 第4位



『ゴブリンスレイヤー』



 公式ページ

 http://www.goblinslayer.jp/


 予告(YouTube)

 https://www.youtube.com/watch?v=mlIgcYE6FPk



 カクヨムでのジャンル:異世界ファンタジー


 いい最終回だった! ファンタジー作品ですが、内容としてはあからさまなご都合要素は少なく、どちらかといえば策を弄して知略を武器に戦う様がよかったです。過度な最強主人公というわけではなく、むしろ職人的な戦闘といった感じですかね。この辺りのことはダークファンタジーだからこそ魅力が増す要素だったと感じました。アニメ組として詳しくは知りませんが、噂によると原作から構成面などで大胆な改変があったらしいのですが、しかし一本の映像作品として見応えのある仕上がりになっていたので、これはこれでいい改変だったのではないでしょうか。いや元を詳しく知らないから何とも言えませんけど、アニメだけ視聴してても満足できるストーリーだったと感じました。強いて欲を言えば、せっかくのダークファンタジーなので、もっと過激なシーンが欲しかったですね。第1話でもなかなか衝撃的でしたが、個人的にはなんだか中途半端な印象がありまして、その後も第1話を超える衝撃シーンがなかったのは少し残念でした。もちろん原作がラノベで、テレビシリーズとしての表現の限界もあるでしょうからあまり強くは言えませんが、けどもっとこう、目を背けたくなるような残虐描写が欲しかったと思いました。いや1クール通してとてもよくできた面白いアニメでしたね。







 第3位


『色づく世界の明日から』



 公式ページ

 http://www.iroduku.jp/


 予告(YouTube)

 https://www.youtube.com/watch?v=B1BgRdamGPw

 


 カクヨムでのジャンル:恋愛


 いいじゃんいいじゃん! 素晴らしいよ!! 一言にいい話だった。友情や恋愛その他もろもろのドラマにはちょうどいいリアルな甘酸っぱさがあって、実に青春らしくていい! 加えてP.A.WORKSらしい透き通るような映像美が青春ドラマと相性がよくて、今期の中では一番の青春アニメだったと思います。こうした青春性と映像クオリティが相乗効果を生んで感動が増し、最後の最後で破壊力のあるカタルシスが得られる作品に仕上がっていまして、物語としての質の高さを実感しましたね。いやこれ、グラスリップにならなくてよかった……。これは個人的な印象ですが、「近年のP.A.WORKS作品は不作が多い」「P.A.WORKSはときどきやらかす」などと感じており、今回のオリジナルアニメも正直不安がありました。でもそれは杞憂でしたね。さすがに『凪のあすから』級と言うと大げさになってしまうかもしれませんが、しかし『花咲くいろは』から始まるP.A.WORKSオリジナル青春アニメの最新版として、実にP.A.WORKSらしさを発揮した名作だと感じました。またこういう質の高い青春アニメを見たいですね。P.A.WORKSさん、密かに期待してます。








 第2位


『BANANA FISH』



 公式ページ

 https://bananafish.tv/


 予告(YouTube)

 https://www.youtube.com/watch?v=t2kCCDiWlVg



 カクヨムでのジャンル:現代ドラマ


 原作漫画のことは全然知らなかったのですが、これは面白い! いいブロマンスでした(というかこの作品ほぼホモ野郎しかいねぇ……)。ニューヨークのチンピラにスポットライトを当てていますが、ハードボイルド感のある激しいアクションシーンや、叙情的で繊細な描写、そして次の展開が気になるほど引力のあるサスペンス的なストーリーなどなど、見応えという部分では文句なしの傑作でしたね。エンディングも解釈の幅があり、その後のことを考察したり妄想したりする楽しみを残してくれた印象があります。2クール通しで見てきてよかったです。いやいいものに出会えた感があって満足しています。ホモっぽいからといって敬遠するにはもったいないアニメです!(実際ホモですがね……)








 そして栄えある


 第1位



『イングレス』



 公式ページ

 http://ingressanime.com/


 予告(YouTube)

 https://www.youtube.com/watch?v=jGRUyyUZOK0



 カクヨムでのジャンル:SF


 いやーこれはいい掘り出し物でしたよ! 作風としては大人向けの硬派な質アニメですが、しかしストーリー展開が熱い! 序盤は美女と二人での逃亡劇で、中盤からは敵だったキャラが味方となりタッグを組んでの追跡劇。王道的でもあるけどある種少年漫画のような手に汗握る熱い展開が連続します。そして終盤ではストーリーが二転三転してクライマックスにふさわしい畳みかけるような盛り上がり。いやこれはたまらないッス! 加えてSFアニメにふさわしい映像美で見応え十分。もうね、毎回30分間画面に釘付けになってしまうくらい素晴らしいアニメでした。あと何気にヒロイン(cv上田麗奈)が可愛い! 最近だと逆に珍しくなっているかもしれませんが、ヒロインらしいヒロイン役といいますか、ちゃんとヒロインしていたという印象です。同時に主人公も主人公らしい活躍をしていましたね。熱いストーリー展開に、惹きつけられる映像美、そして役割をちゃんと全うする登場人物の動かし方。どれをとっても高いクオリティに仕上げられてるアニメでした。正直に言うと、自分このアニメに出会えてよかったです(歓喜)。ここまで自分の好みを満たしてくれるアニメを見れてよかった……(感涙)。よかったです。でもBlu-rayたけぇよ!









 さて、『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』『ゴブリンスレイヤー』『色づく世界の明日から』『BANANA FISH』そして『イングレス』と、5作品を選出しました。


 秋アニメを終えての感想としまして、まず今期はとにかく面白い作品が多い! 豊作と言っていいでしょう。そのため実はベスト5を選出するのに苦労しました。今期は夏アニメと真逆で、コメディ作品よりもストーリー重視の作品が目立った印象ですかね。そういった事情から、今回のベスト5は物語として最後まで満足して視聴できたかどうかを重視した感じになっています。そしてそういう観点から見ると、今期はラストでやらかしている作品が非常に多かった。それは漫画などが原作で、原作がまだまだ連載中だから綺麗に完結することができない、という事情があることは理解できます。だがしかしオリジナルアニメで続編や他媒体での展開を意識してか、やや不完全燃焼気味に終わってしまったものもあり、ストーリー厨として納得のいくエンディングに収まらなかったのは残念でなりません。実は一ヵ月くらい前にはすでにベスト5の候補作が出そろっていたのですが、しかし最終回での失速や、逆に最終回で跳ね上がったダークホース作が複数あったこともあり、ベスト5は大どんでん返し、波乱の様相を呈しました。この辺りは意外性ということで、いい意味で楽しませてくれましたね。来期も今期同様の、豊作でありつつも大波乱を巻き起こすくらいの勢いを期待したいですね。





 ちなみに、惜しくも個人的ベスト5に入らなかった作品の感想を多分明日公開します。そちらもあわせてお楽しみください。






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