ありふれた『感動』に一矢報いた。

タイトルを見て勝手に思い描いていた評論チックなイメージから一転、ページを開くとそこにはちゃんとドラマがありました。

この物語は僕たちの考えを否定はしません。けれども、世間でありふれている『感動』に対し、たしかな一矢報いるような物語でした。悲しみだけが感動を生むのではないと。

物語を読み終えて、こんな風に自然と思いを巡らしてしまうこともまた、感動の一つの形ではないでしょうか。

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