第17話 スカイリィはおかしいんじゃね?

 申し訳ありません。

 前回、カクヨムプライベートコンテスト Vol.02~カクヨム編集長篇~お題:「ブロマンス」を書くと書いてました。これが済んだらこっちは更新して、「おっぱいミサイルと女性型ロボ」を書くと。

 あれから約3か月が過ぎました。

 しかし、未だ完結せず。

 いや、ちゃんと完結させますよ。おっぱいミサイルも書く。でも、ちょっと待って。今朝、不意に思い浮かんだことがあるのです。それは、映画「スカイ・クロラ The Sky Crawlers」の件。押井守監督で、もう10年前のアニメ映画です。

 まあ、何でこの映画の話をするかと言いますと、架空のレシプロ戦闘機がゾロゾロ出てくるから大好きなのですよ。まあアニメなので深く突っ込んでも仕方ないのですが、変なんですね。

 それに気づいている人もそれなりにいるみたいです。ググると何件かヒットします。


 何が変なのか?

 

 それは、敵側のボスキャラ、ティーチャの乗機であるスカイリィJ2が変なのですよ。変です。


 変な点を挙げていきます。


①エンジンからプロペラまでの距離が長すぎる。


 まあ、エンジンを操縦席の後ろに積んだP-39 エアラコブラの例もあるから技術的には不可能ではないのだろうが、ラジエターやらプロペラシャフトやらを置くにはスペースがありすぎるのです。


②プロペラ同軸のモーターカノン積んでるんですが、置く場所がない。


 カウリングの形状からエンジンはロールスロイスヴァルチャーの様なX24気筒ではないかと思うのですが、それだとクランクシャフトとプロペラシャフトが同一線上に配置されるので、機関砲を置く場所も、砲身を通す場所もない。


 ドイツ軍などで使用されていたモーターカノンは、倒立型V12エンジンのシリンダーの間に通してたのです。プロペラシャフトとクランクシャフトはずれてるのですよ。X型はV12エンジンを上下につなげて24気筒にしてるのですね。


③排気タービン(ターボ)があるのに排気管がごっそりと配置されている。

 排気タービンがコクピット前方にあるのは日本の試作機キ87みたいで格好いいのですが、通常は排気管を集合させてタービンを回して排気するので出口は一つでしょう。


 見た目はフォッケウルフとコルセアとムスタングを混ぜて格好良くした感じなのですが、機械のデザインとしては基本部分に欠陥がありすぎるのですよ。中二病の考えた「ぼくの最強戦闘機」みたいで幻滅してしまいます。


 ちなみに、主人公側の散香(サンカ)もエンジンの形式がまるで分らないカウリングしてます。この機体は日本の震電みたいで格好いいんですけどね。あのカウリングは空冷星型も液冷V12も載らないデザインなのですよ。


 実機の見た目だけ寄せ集めたのメカデザインはやはり面白くないと感じたのでした。


 10年前の事でしたけども、突然、今朝思い出したので書きました。意味不明ですね。


 次回更新は未定。

 何か思いついたら書きます。

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