第459話 あとがき

『たどり着いた異世界は私の見ている夢だったので、寝たり起きたり24時間やすめません ( 仮 )』

 完結いたしました。


 まずこの作品を思いついたのは図書館で『ベナンダンティ』という本をみつけたからでした。

 難しいことはわからないけれど、二つの世界を行き来できたらどんな物語になるだろう。

 最初は『辺境警備』の序盤のようなほんわかしたお話を書くはずだったんです。

 それが変になったのはアンシアが出てきてから。

 そうだ、全部アンシアのせいだ。


 私はプロットというかあらすじというか、細かいことも次の展開も全然考えていませんでしたので、全ては書いてしまった結果としてどう展開するのかその時まかせでした。

 だからまさかルーが神様になるなんて考えもしませんでした。

 結果としてそうなってしまったので、私の中では「しまった」「こんなはずじゃなかった」という気持ちでいっぱいです。

 ほんと、なんでこんなに長くなったんだろう。


 思いもしない展開で色々と調べることも多かったです。

 参考図書は百冊を超えましたし、友人関係から情報をいただくこともありました。

 それは作品に反映できないものも多かったのですが、知らないことを知ることが出来たのは楽しかったです。

 利用できたのはせいぜい一割でしたが。


 書いている間に色々ありました。

 眼底出血に捻挫に肩の故障。

 とどめは膝のお皿を割ったことですね。

 なんとか書き続けて来られたのは、こんなどうしようもない作品を読み続けて下さった皆さんのおかげ。

 たくさんの作品の中から見つけて下さってありがとうございます。

 最後まで見捨てないで下さってありがとうございます。

 またどこかでお会いできれば嬉しいです。

 次はテンプレの婚約破棄とか無難なお話を書いてみたいです。


 ところで、あれが最後のルーとは限らない。

 だって神様になっちゃいましたからね。

 時空を超えてどこかに出没するかも、です。

 その時は笑って許してください。

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たどり着いた異世界は私の見ている夢だったので、寝たり起きたり24時間やすめません ( 仮 ) たちばな わかこ @succala

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