ある日、マックにて。 - 怪談としての都市伝説の、緩やかなる終焉について -

　マックで会話する女子高生。
　電車で談笑する男性社員。
　見た目に反し正義漢なヤンキー。

　誰かが言った、誰かに聞いた都市伝説から、怪談が消えたのはいつからだろう。怪談の足跡を辿り、怪談としての都市伝説の、その再興の可能性について考えてみる。学校の怪談が社会現象を巻き起こしたような、ああいう時代はもう訪れる事は無いのだろうか。