ひと夏の恋と呼ぶにはあまりにも切なくて。


亮さんの学生時代の思い出。 
苦く切ない思い出をさらりと透明感のある文章で書いたエッセイです。


「少しだけ身体と心が一致してないだけ。
 ただ、それだけ」


「それだけ」のことで今までどれほどつらい思いをしたのか、想像することもできません。

小学校時代のエピソードには怒りがこみ上げます。タイムマシンに乗り、いじめ女子たちをぶっ飛ばしに行きたいと思ってしまいました。

そして高校生の頃の恋。苦くて甘い思い出と呼ぶには切なすぎます。がんばった高校生の亮さんと一緒に泣いてしまいました。

これはあくまで推測ですが、辛い思いを大人になってからも何度も繰り返したと思うのです。

亮さんのそんなことを微塵も感じさせない優しい文章が大好きです。

書いてくれてありがとう。

胸がいっぱいになりました。

とてもとても良かったです。