インスタントな救いなんてどこにもない

誰かにポンと与えられる救いなんてなくて、
じゃあ救いってなんだ、ってなるとそれは共に積み重ねた時間と出来事であって、
ならば、家族と共にいなかった人間がいきなり帰国したところで起きてしまったことがどうにかなるわけがないんですよね。
物語として一本芯が通っているからこその余韻が胸を打ちました。