雑音が嫌いだ。

 雑音が嫌いな僕が、学生時代の友人と飲みに行くというシンプルな物語。
 ――の、はずだった。
 友人たちとよくある会話で盛り上がり、酒を飲んでいる内に、僕は隣の席の女性たちの会話が気になって仕方がなかった。これも、よくあるご近所トラブルの話しだった。
 飲み会が終わり、帰宅して朝を迎える僕にあるニュースが飛び込んできた。それは昨日の居酒屋の近くで起きた事件だった。
 だから雑音が嫌いだ。
 雑音の中には、知りたくもない会話が紛れ込んでいるかもしれないから。

 是非、御一読ください。

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