[3.1] 北大シミュレーション同好会まで 補足

★ 太平洋の覇者

 原題War in the Paciffic。文字通り、太平洋戦争がテーマの戦略級ゲーム。シミュレートとプレイアビリティのバランスの良さから名作との声も高い。姉妹篇として英独大西洋の戦い(War at the Sea)ってぇのもある(実際には太平洋の覇者が続編)。

 未だにプレイされ続けている息の長いゲームだったりする。


★ ミッドウェー

 原題Midway。太平洋戦争のターニング・ポイントとも云えるミッドウェー海戦をテーマとした戦術級ゲーム。

 このゲームは同じマップが2枚あって、日本軍、アメリカ軍が1枚ずつ持って艦艇を配置する。それを索敵→戦闘という、ブラインドサーチシステムを取り入れている。

 ……などと分かった風に書いているが、実は筆者は未プレイだったりする(笑。


★ 独ソ戦

 原題The Russian Campaign。文字通り、独ソ戦がテーマの戦略級ゲーム。これまたシミュレートとプレイアビリティのバランスの良さから名作との声も高い。

 独ソ戦のスタンダードとして、これを超えるべく様々な独ソ戦テーマのゲームがデザインされ続けている。


★ パンツァー・ブリッツ

 原題Panzer Britz。独ソ戦テーマの戦術級ゲーム。

 戦闘指揮官が出るまでは、このゲームが戦術級ゲームの雄であったことは間違いない。一番の大きな違いはこちらはどちらかと云うとAFVメイン。対して戦闘指揮官は歩兵がメインとなる。まぁ、タイトルがパンツァー・ブリッツだから推して知るべしだね。

 これも愛好者の多いゲーム。ガルパン版がこっそり同人界で出てるなど、人気は根強い。


★ スターリングラード

 ロシアの都市であり、現在のヴォルゴグラード。黒海とカスピ海の中間地点あたりにある要処。

 第二次世界大戦時、半年以上にも及ぶ独ソの激戦地である。中でも、本文中にもあるジェルジンスキートラクター工場での戦闘は有名。

 戦後、スターリン批判により、名称をヴォルゴグラードに変更した。


★ 電撃作戦

 原題Britzkrieg。名前だけ見ると、第二次大戦時のドイツ軍を扱ったテーマのゲームと思いきや、Red国とBlue国の戦いという、完全なる仮想戦。当然ながらマップも仮想の独自マップ。

 初心者向けウォーゲームである、TacticsIIのステップアップ的な位置づけ。


★ 剣と魔法の国

 原題Magic Realm。未だに筆者が愛してやまないゲームの一つ。六角形のヘクスタイルをつなぎ合わせてマップを作り、そこを冒険して名声を得たり、宝物を探したり——とまぁよくあるファンタジーテイストのゲームではある。プレイ人数が1-16人というとんでもないゲームであるが、16人でやったら、ゲームの終りが見えないのはほぼ間違いない(笑。

 雰囲気は実にいいが、モンスターが強すぎて、ほぼメタルギアばりのスニークミッションになるケースが多い。いつかこのゲームを遊びやすいものに仕立て上げたい。


★ 真昼の決闘

 原題Gunslinger。そのまま訳せば「拳銃使い」が適訳か。だが、そこを有名な西部劇映画に絡めたところは評価したい。内容もそのまま西部劇。プレイヤーは西武の荒くれ者(じゃないのもいるが)に扮して、ドンパチを繰り広げる。実は前述の剣と魔法の国と同じのデザイナーの作品。

 これも剣と魔法の国もウォーゲームの範疇に入らず、現在の一般ボドゲに近いかもしれない。拳銃に関するアクションや肉弾戦アクション(パンチだのチョップだのキックだの)も多くやってて楽しいが、鉄砲当たりゃ死ぬだろ——みたいな展開も数知れず。


★ SPI

 当時のシミュレーションゲーム界に於けるもう一つの巨人。Simulation Publicating Inc.、略称SPI。AH社のゲームがどちらかと云うとプレイアビリティ重視だが、こちらはどちらかと云うとシミュレーション性重視のデザイン。

渋いアートワークと独特の視点から繰り出されるゲームにシビれる(笑。

 しかし、筆者は小型のSFファンタジーゲームが大好きだった。後述するタイム・トリッパー、南極未来戦争(War in the Ice)、銀河帝国の盛衰(Swords & the Stars)、魔法の大陸(Barbarian Kings)等など、様々なタイトルを出している。

 現在、国際通信社等で出されているゲーム付き書籍の元祖とも言えるStrategy & Tacticsや、Aresなどのゲームが小箱ゲーとして販売されていた。

 面白いのは、こういったSFファンタジーテーマのゲームや近未来のNATO対ワルシャワ条約機構の仮想戦(当時は第三次世界大戦の可能性もない訳ではなかった)をテーマにしたゲームで斬新なシステムをテストし、それを後にヒストリカルシミュレーションに活かすようなことを多々していた。


★ 魔法の大陸

 原題は前述の通り、Barbarian Kings。直訳すれば「蛮族の王たち」なんだが、邦題は魔法の大陸である。今で云うエリアマジョリティなんだろうなぁ、コレ。

 しっかりとしたウォーゲーム。魔法の大陸という邦題の割には魔法は出てこないが、強力な効果のものが多い。マルチプレイヤーゲームだったりする。


★ タイム・トリッパー

 原題もTime Tripper。まず設定がイカれてる(褒め言葉。

 ベトナム戦争の米軍兵士が、戦場で薬物使ってラリったところで動かした無線機がタイムマシンになるとかもうね(笑。

 飛ぶ時代も過去から未来まで全部で128のシチュエーションがある。

 仕方のないことだが、たった100個のカウンターでそのすべてを表現できるはずもなく、タイムパトロールもローマ時代の重装歩兵も同じコマ(笑。

 最終的に元の時代に戻れば勝利なんだが、戻ったことは一度もない。


★ ML・K

 北大シミュレーション同好会——が何故にML・Kの略称になるのか。それは門外不出の秘密事項である。……が、あえてここで発表しよう。これはアイドル歌手だっtうわやめろなにwせdrftgyふじこにおまかせ。




  

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ボドゲ今昔物語 大地 鷲 @eaglearth

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