あとがき
この物語は僕が16才のとき、ケータイを使ってはじめて書いた小説でした。もう10年近く前のことです。10年前といえばケータイは「開く」か「スライド」するものしかなくて、「あいうえ」まで打たないと「お」って書けないような時代です。よく書けたなと思います。ここまでフリック入力で書いてますけど、もう指痛いですからね。
「小説の書き方」とか「自分らしさ」みたいなものをまるで獲得していないときに試行錯誤しながら書き進めていったので、自分で読み返すと構成にしても文章にしてもいろいろ悪目立ちするところがあるのですが、「零真似未満」の作品としてあえてそのままにしています。一冊の本を出すまでにけっこう時間がかかってしまうので、その繋ぎというか、「拙いですがよければどうぞ」というスタンスで。
それでも「このときにしか書けないこと」ってきっとあったと思うし、最後の締めくくり方とか、わりと気に入ってる部分もあります。価値観とか、ものの見え方とか、今とはけっこうちがってておもしろいなとも思います。そういう“点“を打つために小説を書いていた節もそういえばありました。
これからも基本的には不定期更新で、短編をのせることが多い(頻度は多くない)と思いますが、零真似として本を書く傍らで、機会があればこういう未満の話をのせていってもいいかなと思っています。以上。それでは。指がいたい。
隣のベッドの死にたガール 零真似 @romanizero
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