零真似

メントール 冷たいけれど ウソっぽい 夏の陽炎 そこにいるキミ

音楽と嘘と借り物人生の話

歯が痛い

いいタイミングなので、ひとつの成果地点としてここで僕の話をしておきます。

わたしの薬指は、きっとわたしだ

遅れてきた六月の雨が、夏を追い越したような日。 廃れたオルゴールミュージアムで、オレはマーメイドシックの女の子と出会った。 まるで物語の中から出てきたようだと思った。 「…

そんな22歳だったのかもしれません

世界をぼかすような白い粒。私にとって、ホワイトクリスマスはいつの時代も特別だった。 今年は雪、積もるかな？

自他共に認める『あまのじゃく』な僕が始めた、死にたがりとの人生ギャンブル。 戯れ気分で命に触れて、冒涜して、弄んで。半ば必然的に、二人の一興は群像を渦中へと誘う。 笑えるほどに醜…

僕はメロン派ですが

どこからか耳に入ってくるその歌は、常に悲しい結末を望んでいた。

「なにかが始まる予感」と「なにかが終わる予感」を切り離せたなら、僕はきっと道端で潰れたカメさえ愛せる。

　つまりなにが言いたいのかというと、短絡的に奪っていく自己完結型の盗人より、一度与えてからべつの者にそれを奪わせる寒風の野郎のほうが格段に質が悪いぜ！ってこと。