闇詩『暁空の黒い詩(うた)』

『灰、排、廃』

人ってどうなるのかな？残酷な真実は心臓を押し潰す

人は骨になって灰になる、そんな事は生まれて初めての経験でそれが最愛の人だなんて笑えない悪夢のようだ

あれだけ可愛かったお顔やおててやあんよがもう此処になくて残されたのは白い存在

ただそこに居て可愛いお顔を眺めるだけで幸せだったのに世界は非常に非情なんだね

姿形が変わったとしても君への想いは変わらない可愛い可愛い愛する人、こんな事言うと変態なんて呆れられてしまうことなんか解っているけれど僕は異常でいい

ただ君を愛せればそれでいい

お金や地位も名誉も美味い飯だって要らない、ただ君が側にいるだけでそれでいい

極楽浄土に行っても天国に行っても来世に行ったとしても君と繋がって愛し愛されまた結ばれたら何もいらない

君のいない世界は愛せないから愛する君とずっと繋がっていく

僕は君に口先が得意だから、前言撤回して精一杯生きずに君のもとまで逝きたい

この世に未練と呼べるものなんて思い付かないや、人の言葉に流されて生きてられる程に自分を騙せない

だけど簡単に逝ける勇気もない僕は情けないね

最愛の人は後を追って欲しいとも考えているかも知れないけれど、いずれ僕も逝くからねとしか今はまだ言えない僕を許しておくれ

僕がいなくなったら僕の両親や弟妹は悲しむよ、色々あれど僕の事を好きだから愛しているからそれはとても幸せな事だと理解している

それでも僕にとって君が生き甲斐で全てだった、人生そのものだったんだ

僕もいけてしまえたら骨となる灰となる

灰、排、廃