闇詩『暁空の黒い詩(うた)』
暁空(あけら)
『混沌の渦』
他人の顔を黒く塗り潰して孤独という殻に閉じ込もる
生命の鼓動はもはや雑音でしかなかったのだ
いっそ全てを終わりにしてしまえたらそんな気になってしまっている僕がいる
痛いのが嫌いで傷付くのが怖くて呼吸をしながらしんだふり、心を渦巻く黒い霧がこの視界を侵食していく
やがて世界は真っ暗闇で破滅の音に頼っている、生ける屍になったのならまだ生きている僕は骸骨で
しにたくないけど生きていたくないそんな矛盾を謳歌する、誰かがいても誰もいなくて心は何も受け入れられなくてただひたすらしんでいく朽ちていく
世界は歪んで僕も歪んでそのひずみの底におちていった、どうやら何かがおかしくなりそうだ
狂っていく、狂っていく、狂狂廻る
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます