プラグイン!ょぅじょエグゼ!トランスミッション!

これは「主人公」が「ょぅじょ」と浴衣デートする話です。

スーパー貧弱物書きマンとして考えると、お話に出てくる異性というものは少なからず何らかの好意や憧れの属性を持つキャラクターになるのではないでしょうか。つまりこの作品を読むと筆者の趣味がわかり察し状態になることは間違いなし、必読の作品です。

…これだけだととても不埒な話に聞こえるかもしれませんがそんなことはなく、立派なSF作品として成り立っている作品です。

少しそれてしまうかもしれませんが、皆さんは「人間」が「その人本人」であるということはどういうことか、考えたことがあるでしょうか?

自分の考え、育ち方、家族、人間関係、学力、財力、etc…。

突き詰めていくと、人間は「思い出」によって形成されている、と僕は考えています。自分の思い出、そして自分以外の人間の思い出です。
今作の主人公は全体的に考え事が多く、悩み、そして最後には行動を起こします。「ょぅじょ」もそれと同じです。悩み、行動を起こし、主人公にとって何らかの思い出を残す存在になります。ネタバレになってしまうのが嫌なので詳しくは書きませんが、誰がいなくなっても、もう会えなくなったとしても、思い出がある限りその人はどこかに存在していると言っていいのでしょう。「心の中に生きている」とかよく言うやつです。

こう長々書くと僕がょぅじょ好きの認定を受けそうですが、僕はどちらかというと年上の人が好きです。あっこの文は読まなくていいですよ。読んじゃいましたね、じゃあ本編も読みましょうか。

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