概要
「やめろ。お前なんか友達じゃない」
俺はベンチだ。
とある遊園地のアイスクリーム屋さんの横に設置されているベンチだ。どんな時でもここから動かず、このアイスクリーム屋さんの前を見守り続け、時にお客さんの尻を預かったりしている。
その日、とあるお客さんが俺に近づいてきた。俺はそのお客さんの尻を預かる心構えをしたが、何やら様子がおかしい。
そのお客さんは既に、座っていたのだ。車椅子に。
とある遊園地のアイスクリーム屋さんの横に設置されているベンチだ。どんな時でもここから動かず、このアイスクリーム屋さんの前を見守り続け、時にお客さんの尻を預かったりしている。
その日、とあるお客さんが俺に近づいてきた。俺はそのお客さんの尻を預かる心構えをしたが、何やら様子がおかしい。
そのお客さんは既に、座っていたのだ。車椅子に。
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