強烈な個性

正直なところ読み始めは「やべえの開いちまったな……」と思った。いろんな意味で。すでにタイトルがアレですし……。

でも読む内に最初の印象はいつの間にか消えていった。

目に入ってくる文体が平易だから最初は気付きにくかったが、読んでいる内にその中に明らかにやばいものが隠れていると確信した。

淡々と当然のように魔法少女が存在しているという前提で話が進むので置いていかれる人もいるかもしれない。

でも読めば決してただのノリで出来たとんでも設定ではないことが分かる。

これは読んでみなければ分からない作品だと思うし、読んだ人同士でないと共有できない〝何か〟があると思います。