あとがき

 三題噺マラソン。とりあえず完走しました。お題をこなすこと自体にはなんのストレスもなかったんですが、後半の展開が少し寸詰まりになってしまったことが反省点。このマラソンの結果をふんまえて、セルフリライトの形で十万字オーバーまで加筆・改訂するつもりで作業中です。


 陽月さんの自主企画がアップされ、最初に雪、花畑、寝起きという三題が提示された時。もし『朝禁止』というチャレンジ縛りがなかったら、今回の話は書けなかったかもしれません。朝を連想させる単語を盛り込みながら、朝を使うなという逆向きの縛りをどうクリアしようか考えている時に、朝のない世界を作ってしまえばいいじゃんと思いついたのが、このお話のそもそもの端緒です。


 で。


 実は、その時にエンディングまで含めて全部イメージができてしまいました。あとは、エピソードでお題をどうこなすかだけですね。これがシリアスだと苦戦したかもしれませんが、基本ギャグ寄りですし、登場人物が抜け作設定だったので、会話でうまいことでこぼこを吸収できたかなと。


 最後の二話は、陽月さんのお題や縛りがない代わりに、タイトルと紹介文の伏線回収をお題の代わりに当てました。ご覧の通りで、全ての具材は使い切っていると思います。

 ノルマとしてのお題とは別に、全話共通の自主お題として入れ込んだのが血(赤)と黒(夜、闇)です。どんな風に使われているのかを読みだしていただければ幸いです。


 よれよれの走りに最後まで付き合ってくださった方々。本当にありがとうございました。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

【三題噺マラソン参加作】難民もしくは開拓者〜黒い太陽の下で 水円 岳 @mizomer

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ