≪「今日こそ教えてくれますか。私の今際の際を」≫
とても、とても静かな『三つ年上の彼女に敬語が抜けない』遥斗と『病に伏せる明るい』千世の物語。
他人の『最期』が視えてしまうが故に複雑な感情に苛まれる遥斗。
≪どんなに今を楽しんでいたって、いつかは皆これになる。一時の高揚に身を任せるのは、逃れようのない結末に目を背けるためだ。酔えば苛酷な未来を忘れられるからだ≫
ひとつひとつのエピソードが重くって哀しくって、でも読む手を止められませんでした。綺麗な文体で読みやすくて引き込まれて、心が締め付けられてジンジンするような…もう一気読みでした。
≪あっ、この人変な人だ。≫
で、ちょっと笑ってしまいましたがw
敢えて憂月には触れません……読めばわかる読めばわかる(泣
おおおおっわわわわわぁラストの4話( ;∀;)おいおいおいおい…