死にたい

高校にあがって最後までされるようになってから、


されるがまま、


頭では嫌がっているのに、体はしっかり反応するんです。


行為が終わってお風呂に入るとき。


そこで初めて泣くんです。そこしか、泣ける場所がなかった。


そして気づいたら小さく手首に切り傷を入れて、落ち着かせる。


そんなことになってました。


行為の最中は、ひたすらに自分の好きな人、好きなキャラクター


そんなものを重ねて凌ぎました。


唇を重ねられたときは、なにもしない。


ただただ、口の中に広がっていくタバコの味と気持ち悪さに耐えるだけでした。


もちろんこの年ですから、生理はきます。


そうすると、行為が出来ない代わりに無理矢理に口にモノを突っ込まれました。


ここでこれを噛み千切ってやったとしたら、


こいつはここで死ぬんだろうか。


そんなことはできなくて、半殺しにされるのが落ちだろうか。


そんなことばかり考えていました。


そのうちに、口の中に出されてしまう。


今でも忘れられない。


口のなかに広がっていくネバネバとした気持ち悪い感覚。


苦くて、気持ち悪くて。


このまま私はこの家に縛られていく?


こんな行為が死ぬまで続く?


死にたくなりました。


どうやったら死ねるのだろう。


どうしたら簡単に死ねるのだろう。


そればかりを考えて過ごすようになりました。

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