僕とキミの物語
@m-a-i
第1話出会い
僕はどこにでもいる普通の人。
何をするにも中途半端な人。
勉強も普通、運動も普通。
苦手なモノは人との触れ合いだけ。
だけど、ある時普通に過ごしていた僕の目の前に突然現れた。
それは……シロクマ。
いきなり目の前に小さなシロクマが現れた!
(逃げなきゃ、殺られる。)
一瞬で本能的に悟った。
(足が、動かない)
すると、シロクマが動き出した!
(これで終わりか、変な最後だな。)
僕は目を閉じた。
すると、小さいシロクマが
「こんにちは」と声をかけてきた。
「?」
「こ、こんにちは」
思わず返事をしてしまった。
(シロクマが……喋った、ありえないだろ)
「僕の声が聞こえるんですね!嬉しい!」
シロクマは目の前でぴょんぴょん跳ねて喜んだ
「シロクマですよね?」
思わず質問してみた。
(シロクマの着ぐるみか、リアルすぎて見抜けなかった)
「あなたから見て僕はシロクマなんですね。」
(は?着ぐるみじゃないの?なんで喋ってんの?)
僕の脳内はパンク寸前だった。
なぜなら、目の前でシロクマが喋って立っているのだから!
「あ、着ぐるみかと思いましたー。あはは。」
人との触れ合いが苦手な僕はぎこちない口調になりながら頑張ってシロクマと会話した。
「着ぐるみじゃないですよ、失礼な!
このフサフサの毛並みで見分けつかないんですか!」
(このシロクマよくしゃべるなぁ。)
「すいません、シロクマをあまり見たこと無いので」
思わず謝ってしまった。
「まぁ、仕方ないか。周りには見えないし」
僕の頭は疑問符でいっぱいになった。
(死んでないよな?足あるし。周りには見えないってなんだ?霊感なんぞは持ってないはずだ。)
「周りには見えないってどういうこと?」
すると、シロクマが答えた。
「僕はある一定の条件を満たした人にしか見えない妖精みたいなモノだよ!人によって見える姿は違うけどね!」
僕とキミの物語 @m-a-i
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