概要
マウンテンバイクに跨ると、物語の大きな歯車が回り出す。
『私』は授業のない休日に、海まで来ていたのだった。大学を辞めて新たに美大に入り直した彼女について想うと、自分の進むべき道を考えざるを得なかった。できることを精一杯やること。彼女はそう、『私』へ念を押してきたのだ。これは絵を描く人へ一人の文学青年が贈った、一つの作品についての、話である。(本文と、ちょっとしたエピローグのようなものがあります。プロットもなく、書きたいことを書き綴ったショートストーリーです)
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