圧倒的な表現力で吸い込まれるように読了しました。どこが良かったとかそういうのではなく、全体的に好きです。読ませていただきありがとうございます。
正面から取り組むことというのは、簡単そうに見えて難しいことで、それを最後まで書ききるというのもまた、簡単ではない。そういった、書くこと、生きることを真っ正面から捉えようとしている作品だと感じた。…続きを読む
読み終わって、私は言いたい。これは心理映像SFだと!巧みで美しい文章が、主人公の「自分とは何か」を求める、それはそれは深い心の奥底をうまく映像化していると思います。精神、そして、自分という物を定…続きを読む
主人公の不器用とも取れる生き方に共感したり、イライラしたりと飽きさせません。 文章が刷毛のように、脳をなぞる感じでした。 言葉を伝えるのは我々が考えるより遥かに難しい。それは局所的に炎上する…続きを読む
自分の育ちに対する不満、不信。感情を抑え、半ば失い、嘘で取り繕って何とか暮らしているけれど、感じるのはただ虚しさばかり。思いを言葉に出来なくて、いつしか大切な場面ではいつも口を閉ざしていた。やが…続きを読む
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