第2話 謎の小学生
あらすじ
幼馴染を刑務所にぶち込むため金田工藤一は、毛瀬蘭雪の年金手帳や運転免許証、
住民票、保険証、Tポイントカードなどを死体の周りにばらまくのであった。
「見てください刑事さん!犯人はあいつです!」
と俺は言った。
「ヨシ!逮捕だ!」
と知り合いの刑事が言った。
「ちょっと待って。それはおかしいんじゃないかな」
と蝶ネクタイと眼鏡をつけている謎の小学生くらいのクソガキが言った。
その後もなんか幼馴染にはアリバイがあるとか犯行の動機がないとか証拠の捏造の仕方が雑すぎるとかなんかよくわからないことをウダウダぬかし始めた。
「君、名前は?」
と刑事が聞くとそのクソガキは
「利根川ドイル、探偵さ」
とむかつく顔で言った。
(畜生、なんだあのDQNネームのクソガキは、くっ、このままでは間違いなく俺が証拠を捏造したことがばれてしまう。そうなれば、間違えなく俺は刑務所に・・・
クソ、いやだ絶対に刑務所なんかに行きたくねぇ。
かくなる上は、あの小学生を殺害する!そして証拠を捏造する!)
歴史は勝者が語るもの! 証拠は捏造するもの! じっちゃんの名に懸けて!
捏造探偵 @taka-
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