エピローグ2 聖邪の近況
それは、連合諸国から
森の集落から外れ、清流が流れるほど近い場所で、一人の女性が空を見上げていた。
「あぁ──。そう。そうなのね。……アルヴィス」
その人物は緑中において黒い聖衣を身にまとい、
「イザナ様、あれは──あの光は。もしや、
従者らしきその人物もまた、空を見て静かな
「いいえ。あの光は死んでも戦うことを止めない、困った死者のもの。心配はいらない」
その
「ええとその、心配いらないと
「
言ってから、イザナは再び空を見る。光は
(この三年、
(もちろん先生は、
(アルヴィス……
…………そのことは、私も少しだけ、残念だけれど)
そうやって『
了
昔勇者で今は骨 佐伯庸介/電撃文庫・電撃の新文芸 @dengekibunko
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