かんせんしょーがっこー!

アーモンド

プロローグ

帝国政府は昨日8時頃、新たな政策と共に、【ある事実】を公表した。


『【人の姿をした艦船】が存在している。彼女たちは困窮しており、保護が必要である。

よってここに、【人型艦船保護政策】を施行する事を公表する』


この報告は突然にして超然的であった。

国民に拒否権はなく、政府はこの政策を急ピッチで進めた。

その結果、政策はたった数ヵ月のうちにほとんどの骨組みが完成した。

独裁的国家とはいえ、かなり有能である。


そして、桜も八分咲きの4月が訪れた。

【彼女たち】の【入学式】が、いよいよ開かれるのである。

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