2.ゼロの使い魔 感想
ということで、2作品目は1作品目と打って変わってメジャーなタイトル。
もはやラノベの古典と言っても差し支えないこの作品です。
今、世に蔓延ってる異世界転生ものは、もともとこのゼロ魔の二次創作から始まったとさえ言われているんですね。
つまり今のなろう小説の原点とも言うべき作品です。
それで、なんでこれを今更読むかというと、Twitterでオススメのラノベを募集したところ、真っ先に名前が上がったからです。
推薦して下さった方曰く「とても参考になるラノベの教科書とよべるものが『ゼロの使い魔』ですね。文体や文章量、構成等とても参考になります。思わず写経したくなります」
とのこと。うーん、これは期待大。
しかも私、この作品はアニメで見たはずなんでさが、原作は未読で、アニメの内容もピンク髪のヒロインルイズが主人公を召喚して……ぐらいしか内容を覚えていない。
あとルイズコピペと声優が釘宮理恵さんだということぐらい。
これは読むしかないですね。
◆タイトル ゼロの使い魔
◆作者 ヤマグチノボル
◆イラスト 兎塚エイジ
◆レーベル MF文庫J
◆発売日 2004年6月22日
◆感想
主人公、才人は魔法を失敗してばかりの「ゼロの魔法使い」ルイズに使い魔として召喚される……というお話。
まず第一に、先にアニメを見ていたので「あー、いたいた、こんなキャラ!」と懐かしくなりました。
そして読んでいくうちに、何これ読みやすい! しかもメッチャ面白い! と驚きっ放し。
2004年と14年も前の話(!)なのに、全然古臭さを感じない!
ワクワクドキドキして……キャラも立ってるし、ストーリーにメリハリがあるからすごく引き込まれるんですよね。これは売れるわ!(何目線?)
主人公サイトとヒロインのルイズの会話ややり取りも微笑ましくて、これがツンデレか……! これが覇権ヒロインの貫禄……!
えー、ゼロの使い魔ってこんなに面白いの!?
なんで私は今までこれを読んでこなかったんだ~!???(おいおい)
読んだことのない方、アニメを見たからストーリー知ってるしいいやって人、昔のラノベを知らない若い方も是非読んでみてほしいです!
これは同時期に流行ったハルヒやシャナも読みかえさなくちゃなあ。
ところでこの『ゼロの使い魔』途中までですが、カクヨムで読めるの知ってました?
『ゼロの使い魔』(MF文庫J公式)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054880250209
あと、この記事を書くために『ゼロの使い魔』で検索したらこんな二次創作まで発見!
『勝手にゼロの使い魔21巻』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054880215429
実はゼロの使い魔の作者さん、2013年に亡くなってるんですよ。だから発行されてる『ゼロの使い魔』は20巻で終わっています。
※※※ 注 ※※※
:これは私の勘違いで、実は『ゼロの使い魔』21巻、22巻は同じMF文庫Jの作家である志瑞佑先生が、故ヤマグチノボル先生が遺したプロットを受け継ぎ、代筆してシリーズを完結してくださっているそうです。
(コメントでの指摘ありがとうございます)
※※※ ※※※
というわけで「勝手に」だと思うんですが、作者さんが亡くなってからもこうして続きを二次創作で書こうだなんてすごいと思います。
どうやら2016年から年間ずっと連載を続けているようで、もはや二次創作を超えた1.5次創作と言えるでしょう。
私もそんなふうに愛される作家になってみたいものです。
☆こちらもオススメ
◇『涼宮ハルヒの憂鬱』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885969256/episodes/1177354054886256368
◇『緋弾のアリア』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885969256/episodes/1177354054886046047
◇『変態王子と笑わない猫』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885969256/episodes/1177354054886050136
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます