第2話 大学生の部活動

「もうすぐ22時か。そろそろだな。」


5限の授業を6時に終え、教習所に行き、晩ごはんのうどんを食べた。


「浅見、西村。もう来てたんだね。西村は久しぶりじゃん。3週間連続ハングは暇だろ。」


集合は大学の近くのコンビニの駐車場だ。そこで、自分、浅見、西村、石橋さんの4人が集まり、新宿でさらに3人が合流する。


「3週間連続だとレポートが4つ溜まったんだよね。そろそろ消費しないと。けどハング楽しいよ。」


石橋さんと小峠さん(二人とも機械システム工学科三年生)が部車に乗ってコンビニの駐車場に入ってきた。


「本当に申し訳ないんだけど、ずんずの死体を回収に来てほしいって今LINEがきたから行かないといけない。」


ずんずとはうちの大学のテニスサークルで、死体とは要するに酔いつぶれた人のこと指す。それを回収に来てほしいとLINEがきたらしい。


「あー。これは完全に死んでるな。」


駅の前で道ばたに横になっている学生と介抱する大学生が二人。


「本当に申し訳ないです。これどうぞ。」


女性の先輩は俺達にじゃがりこを渡してきた。


「大丈夫。大丈夫。」


「もう、お前は乗れ。」


「じゃあ、寮の前まで送るよ。」


無事先輩は寮に帰っていった。これから始まるとか先が思いやられるな。

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大学生は暇らしい @scmizu

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