僕の心はツギハギだらけ

　無上少年は〝感情〟という概念は何なのかという事を常に考えていた。人は何故自尊心が肥大化していくのか、人は何故孤独に抗う事が出来ないのか、人は何故――。

　そんなとある日、無上少年の前に一人の男が現れる。

「貴方の感情、溢れかえっていますね……どうです？　その無駄な感情、他人に提供してみませんか？」

　最初は新手の宗教観有価と馬鹿にした無上少年だったが、男の〝お試し〟という甘い言葉にそそのかされ――。


　生き物の感情をテーマにした学園ファンタジーです。
　ファンタジーファンタジーしたものと言うよりは、ラブコメや青春ものに近いかもしれません。