お互いを想うあまり自分の心を胸の奥底に押し込む2人

相手にとって最良なのは
自分の本心を打ち明かさないこと
そう自分に言い聞かせて
お互いの心のテリトリーを侵害せず
只ひたすら
お互いに良き関係であり続ける幸せを願う
外界を知らない少女への不安
少女に外界を見せることへの恐怖
揺れ動く二人の心情がひしひしと伝わりました

今回の作品には、少女の母の友人が登場しませんでしたが、友人を登場させることにより、一層母の少女へ対する冷酷さが伝わったとおもいます。
私の感覚ですが、伶さんが今回描きたかった物語に一つ欠けた感情表現だったと思います。
次回作に期待したいです。

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