本文(第1話)

「なんで、コイツなんだ?」

 ほとんど声にもならない、吐息のようなささやきがこぼれ出した。

 ささやいてしまったあとで、男は隣に聴こえやしなかったかと背筋を冷たくしたが、幸いにして、そのようなことはなかった。

 無意識のひとりごとが、最近とみに増えてきていた。それもすべて、隣で佇む相手のせいだ。

 時刻は夜半。このマルドゥックシティ――虚無と欲望渦巻く都市まちで男が乗るのは、エア・カーと呼ばれる超高級リムジンだ。重力素子グラビティ・デバイス式のエンジンを駆使して文字通り空中エアを走る、巨大な漆黒の宝石。車体を囲むマジックミラー式の窓と、渋滞とは無縁の高架道路を自動操縦で駆けていくさまは、持ち主が成功者であることの証明と言えた。

 男の名はシェル=セプティノス。“天国への階段マルドゥック”を駆け上がりつづけるショー・ギャンブラー。スラム出身でありながら、すぐれた才覚を武器に上流階級へと手をかける人物だ。

 しかしシェルには、裏の顔が存在する。知れば多くの者が唾棄する、の道を行く男でもあった。

 彼はこれまで何人もの行くあてなき少女を引き取り、所有物として可愛がってきた。そして同時に、いずれもカジノの資金洗浄の隠れ蓑として利用し、最後には殺してきたのだ。醜悪でリスキー、しかし財力を蓄えるには効果的な手段。すべては、おのが欲望を満たすため。他者を踏み台にして、より上のステージへと昇っていく、この都市の申し子。

 シェルの手の、ほとんどの指に嵌められている指輪には、ブルーダイヤが輝いている。ダイヤはすべて、母と、殺してきた少女たちの遺灰を加工して造られたものだった。

 彼には、手にしたブルーダイヤの分だけ幸福が訪れる。

 他者の死と破滅。そして野望と欲望に魅入られた、恐るべき男。

 しかし。

 まあ。

 その件については、今回はあまり関係なかった。

(なんで、コイツなんだ?)

 今度は声に出さず、心の中でつぶやく。

 隣に座っているのは、スキンヘッドの若い男だ。

 身長は、ゆうに二メートルを越えている。縦にデカいが横にもデカい。おかげで、ゆったりした構造のはずの車内が、やけに狭苦しく感じられる。涼しげな笑みを浮かべてはいるものの、異様なほど大柄な体格から醸し出される圧迫感を打ち消すには至らない。

 シェルは、さりげなく男に視線を送った。

 まず目に飛び込んでくるのは、シェルのウエストよりも太く、そして頑強であろう腕まわりの筋肉だ。男がタンクトップ姿であるために、みっしり筋繊維の詰まった見事な上腕部が、むき出しで見る者に迫る。山のように盛り上がった三角筋は、隆々とした上腕二頭筋や上腕三頭筋と見事に絡み合い、眩い光沢を放っていた。

 負けじと張り出し、首まわりや背面を支える胸鎖乳突筋と僧帽筋、その他の背筋群は、頭部へのあらゆる衝撃を吸収することを予感させる。

 バストは凄まじいの一言だ。横から見たとき、あれだけのたくましい二の腕をもってしても隠しきれないくらいに、厚い鉄板そのものの胸板が突き出ている。それほどたわわに実った、はち切れんばかりの大胸筋であった。

 連なる腹筋群は、見る者が見れば、色とりどりの宝石にも劣らぬ輝きに目を奪われることだろう。腹直筋一粒一粒のきらめき。前鋸筋と外腹斜筋の確かな存在感。これらの剛健な筋肉は、胸部や背面のそれとともに、タンクトップをいまにもぶち破りそうな勢いだった。

 下半身も驚異的だ。アスリートが穿くような丈の短いズボンから突き出た両の足は、樹齢を重ねた巨木さながらであった。積み上げられた鍛錬により凝縮され、なお肥大化した大腿直筋は、太腿ふとももの皮膚が張り裂けそうなくらいに充溢じゅういつしている。

 肉。肉。肉。肉であった。巨大な肉のかたまりであった。しかもじっと見ていると、筋肉のすじひとつひとつが別の生き物のように蠢いていることがわかる。

 シェルは眩暈めまいがしてきた。

(なんで俺は、こんな野郎と一緒にいるんだ!?)

 怒りと怨嗟を込めた心の叫び。間違っても声には出せない。シェルはインプラントが埋め込まれている、己の右のこめかみをカリカリと掻きだした。ストレスを緩和させるために多幸剤ヒロイック・ピルを飲むか迷ったが、いまはやめておいた。あと、待つべきだ。

 思い返せば半年前。本来ならばシェルは、前々から目を付けていた少女をするはずであった。

 少女は未成年娼婦ティーン・ハロットとして知られていた。以前に一度、客として店に訪れ、彼女の一夜を買ったことがある。そのとき、ぜひ自分のものにしたいと考えたのだ。

 店が摘発されたことを好機と見て、シェルは少女が供述をさせられている留置所まで出向いた。すべては思惑通りに進んでいた。そのはずだった。

 しかし、少女を求めて留置所へ向かってから数日が経った頃。ふと気づけば、傍らには屈強な大男が鎮座していた。

『ノーキン・ターキー』

 男の名だ。市民登録データには、そう記されている。どうにも信じがたいことだが、シェル自身が用意した身分のようだった。

 覚えていない。

 しかしそれは、これまでのように都合の悪い記憶を意図的に失くしたわけでは――消したわけではなかった。かろうじて、かぼそい木屑のような記憶の欠片かけらが頭に残っている。

 留置所へ向かう直前、うっかり大量に飲み込んでしまった多幸剤。

 車中でふらつきながら、気付け代わりにがぶ飲みした強い酒。

 ゲラゲラ笑いながら入った留置所。

 たまたま隣り合って座っていた、目当ての少女と、筋肉質の大男。

 ハイテンションで、なぜか男の方に何事かを囁く自分。

 無言で頷く男。

 頰をひきつらせ、信じられないものを見るような目で物理的距離を取る少女。

(…………ああ、やっちまった。やらかしちまってるな、俺)

 要はラリって、暴走したということだ。市民登録データを偽造してしまった手前、下手に放り出すこともできない。仕方なしにシェルは、本来ならば少女に務めさせるはずだった役目を彼に与えた。無論、夜の相手は除いて。

「ノーキン、何か飲むか?」

 発達した筋肉のかたまりに、気安く話しかける。相手はしばし黙考した後、胸鎖乳突筋を震わせて答えた。

「プロテインミルク。ストロベリー味で」

「ああ、いつものやつだな」

 予想していた答えに頷き、シェーカーにミルクとプロテインを加え入れた。車内に、巧みに揺り動かされるシェーカーの音が響く。

(ほらーっ、もぉおおおおーっ)

 表情に出さないまでも、シェルの心は穏やかではない。

(なんか俺がコイツの飲み物を作るのが自然な流れになってるしー……。逆だろ普通、俺は雇用主だぞ。お前が俺の好みを把握して然るべきだろ!)

 出来上がったミルクをグラスに注ぎ、黙って差し出した。常人の頭部と変わらないサイズのぶ厚い掌でグラスを掴んだノーキンが、ゆっくりとミルクを飲み干していく。

 ごくりっ。ごくりっ。ごくりっ。

 また、この音が大きい。一拍のズレもないリズムで喉を鳴らすから、それが逆に落ち着かない。

 シェルは心の中で呻く。だれか助けてくれ。だれか俺を助けてくれ。

「……うん」

 グラスをからにしたノーキンが、感じ入った様子でつぶやいた。

(うん、じゃねえよシバくぞオイ。……いや怖くてできないけど)

 満足したらしきノーキンは、腕を組んで目を瞑った。やがて左右の胸筋と上腕筋が、びくんびくんと不規則に震えだす。何かのイメージトレーニングのようだった。いまにも音がしそうな肉壁の蠢き。シェルはその横で、うっすら涙を浮かべて歯ぎしりした。

(ほんっとコイツ、俺の店にもタンクトップで平然と入ってきやがるし。まったく空気を読まねえ)

 カジノでのショータイム中、現状と変わらぬ姿でブルーダイヤの指輪を預かるノーキンを思い返して、シェルは心底辟易する。

「…………」

 怖くて注意ができないという雇用側にも大いに問題はあるのだが、シェルはもう、その点を重要視する気はなかった。なぜなら彼には、障害を排除するすべがあるのだ。A10エー・テン手術の後遺症による脳障害を利用して記憶にこそ残してはいないものの、幾度もこなした、首尾の整った手段が。

 シェルは額に汗を滲ませながらも、頰をゆがめ、深い笑みを浮かべた。自身の幸福を確信している笑みだった。

(こうなってくると、いっそ物悲しさすら覚える。ノーキン・ターキー。お前とのドライブは、今夜で最後だ!)

 まるでシェルの想いに呼応するかのように、ノーキンの左大胸筋が、組んでいる腕を押し返す勢いで、ぶるんっ、と大きく揺れた。



 シェルの車が高架道路から降りて中央公園セントラル・パークへ入ろうとしたとき、一台の車が少し距離を置いてあとについた。こちらはエア・カーではなく、真っ赤なオープンカーだった。

 運転しているのは、ひょろりと背の高い、痩せた男だ。はたして趣味か宗教か、長いぼさぼさの髪をに染めている。

 男はハンドルを切りながらも片方の手の指を巧みに使って、ダッシュボードの上に座るなにかの、その顎の下を器用に撫でていた。そのなにかが、湿った声を漏らす。

「あ……ゥ、ふ」

 それは一匹のネズミ。金色の体毛に包まれたネズミであった。いまは恍惚とした表情で男のされるがままになっている。しかし驚くことなかれ。彼は本来、意思を持った万能道具存在ユニバーサル・アイテムとして、自身の有用性を証明すべく勤しむ、気高きオンリーワンなのだ。

 だが今夜は勝手がちがう。ある目的を果たすための標的、シェル=セプティノスのかわいそうな実状を目にしたためか。あるいは保護証人候補が、異様に逞しい大男だったためか。運転席の男とともに、なんだか今夜も大丈夫そうな気がしていた。気が緩んでいた。いつもの一人と一匹ではあり得ないくらいに、なんか色々うっかりしていたのだった。

 しかし――

「あ」

 公園内で停車したシェルの車。そこからなにかを感じ取った金色ネズミが、ハッと顔を上げる。

「ヤベッ……殺意の臭いだ!」



「さて」

 中央公園の大きな湖のほとり。車を停めたシェルが身繕いをしながら、なんでもないように静かにつぶやいた。焦りと緊張を悟られまいと、とにかく必死で取り繕っている。実際は心臓が激しく鳴動し、冷や汗でシャツもパンツもぐっしょりと湿っていた。

「ちょっと人と会ってくる。おっと、お前は休んでいていい。内密の話があるからな。中で待っていてくれ」

 うっすら瞼を開いたノーキンは無言。やがて重圧たっぷりの、いつものゆったりとした動きで頷いた。シェルは思わず、ほっと息をつきそうになる。

 ドアを開けて外へ。すぐに閉める。同時に、電子ロックが作動。二度と開かないロックが。

(やった)

 車から出たシェルの身体には、密かな熱が満ち溢れていた。歓喜の熱だ。そのぶん、外気がひどく心地よい。両拳を強く、とても強く握りしめた。

 しかし、まだやることは残っている。猛獣の始末は、檻に閉じ込めて終わりではないのだ。たとえ爪や牙が届かなかろうと、しっかりを刺すまでは安心できない。

 仕上げの前に落ち着きを取り戻すべく、髪や衣服を整えようと思いつく。自然、車の窓へと顔を寄せた。中の様子など一切伺えない、マジックミラー式の窓ガラスへ。

 しかしシェルは実際そうしてみて初めて、いまの自分は身嗜みに気を配るような心の余裕すらなかったことに気づかされた。

 車内が見えないことはわかっているのに。自分以外の者にロックを解除できないことはわかっているのに。それでも、中が気になって覗き込もうとしてしまうのだ。

 うなじの辺りから、ぞわぞわと寒気を感じた。

(……大丈夫、だよな)

 二歩、三歩と後ずさる。深く息を吸い込んで、ゆっくりと吐き出す。そして意を決して、懐に手を伸ばした。爆弾の起動スイッチをオンに。やがて、車からビープ音が鳴り始める。

 少しずつボリュームの上がっていく、耳障りな警告音。訣別の鐘。それを聴いたシェルは再び頰を歪ませて、車から背を向けた。

「大丈夫。大丈夫だ」

 自身に言い聞かせるようなつぶやき。歩きながら、スーツの内ポケットから多幸剤の入ったケースと小瓶を取り出す。ここ最近、持ち歩くのはずっと水だった。しかし、いま小瓶にはスコッチが入っている。半年前の過ちから酒は控えていたのだが、今夜は特別だ。祝杯をあげよう。

 ぐびりとスコッチをあおった。舌と喉が焼けそうな旨さに、たまらず立ち止まる。つづいて多幸剤を口に放り込み、音を立てて噛み砕いた。首筋が強張り、たちまち弛緩して深い溜め息がこぼれた。

 えも言われぬ幸福感に包まれたシェルは、再び歩を進める。一歩、また一歩と車から距離を取るうちに、身体の奥底から愉悦の震えが起きた。

 これでもう、所有しているカジノのハウスリーダーから「四六時中、そちらのタフガイと一緒にいるわけですか。いやあ、羨ましい日々ですな」などと含み笑いとともに囁かれることはない。利用価値あるエンターテイメント業界の大物にして、少女嗜好の下衆な変態上司から「君は趣味を変えたのかね。残念だ。非常に残念なことだ」としょんぼりされることもない。本来の、本当の綺麗な自分に戻るのだ。

(……まあ、アイツ個人は悪い男じゃなかったがな)

 雇ってすぐの頃のノーキンを思い出す。初めてエア・カーに乗せたとき、彼は車の床に手をつき、唐突にプッシュアップをしだした。問い質すと、シートの段差が適度な負荷になると、いい笑顔で答えたものだった。さすがにたまらず制止を試みると、そのときはあっさり従ってくれた。

 以来、車内ではいつも、あのイメージトレーニングだ。それも十分脅威で不気味なのだが、車体が揺れないだけマシと言えた。

(実は朗らかで、気のいい男。暑苦しくも、素直なマッチョ……)

 ビープ音が最大音量に近づいていく中、やっと生まれたかすかな罪悪感。しかしその感情も、多幸剤の刺激の波に、あぶくのように飲み込まれていく。

(嫌いじゃないんだ。いい奴なんだ。しかしスマン、俺の心臓が持たない。あと一緒に帰って、噂とかされると恥ずかしいし……)

 気持ちを切り替えようと、遠く離れた対岸に立つ、ある男の大きな影を確認する。待たせている相手。彼こそ本物のタフガイ。戦争帰りの、頼れる本当の相棒パートナー

 シェルは散歩がてら、湖に沿って男のもとまで歩いていくつもりだった。本来はもっと近い位置に待機させるつもりでいたのだが、男とノーキン、ふたつの筋肉に挟まれた己のストレスを危惧した結果、これだけ距離を置くことになったのだ。

 ふと首だけ捻って、後ろを振り返る。わずかな迷いが歩幅を縮めたか、車からは思ったより離れていなかった。しかし、いまさら引き返せない。鼻を鳴らして前を向いた。

 そのときだった。

 凄まじい轟音と、肌をびりつかせる震動。シェルははじめ、すぐ近くに雷が落ちたのかと思った。あまりのショックで膝が崩れそうになり、視界がチカチカした。

 爆発の衝撃ではない。エア・カーに設置した爆弾の起動には、まだ数十秒の猶予がある。だがシェルがそんなことを考える前に、背後から迫った巨大な影が真横を高速で通り過ぎる。それが車のドアだと気づいたのは、影が地面で二回バウンドし、大きな飛沫を上げて湖の底へと沈んでからだった。

 恐怖と惨劇への予感に尻もちをついたシェルは、おそるおそる、身体を捩って振り返った。

 車から降りて、悠々とこちらへ向かって歩いてくる大男。言うまでもなく、ノーキン・ターキーだ。

 そして彼の背後で、停車していた無人の超高級リムジンが爆発した。ノーキンは太い首をぐるりとまわしてその惨状を確認し、再びシェルに向き直った。心持ち、さっきまでより早足で近づいてくる。いつも通りの涼やかな表情と、暑苦しい肉体で。

 車外にいたとはいえ、至近距離での爆発だ。衝撃と熱気、そしていくつのもの焼けた金属片が彼を襲ったはずだった。だが正面から見る限り、その身体はまったく影響を受けていない。そこがまた、ノーキンの底の知れなさを想起させ、シェルの恐怖を煽った。

 対岸にいる男に応援を頼む? ノー、距離がありすぎる。

 謝罪? これもノー、殺意を持って事に及んだと認めるようなもの。

 事故だと取り繕う? イエス、場合によってはノー。ダメだ、発達した筋肉が迫ってくる。怖い。ノー。

 都市の光と影に向けて両のかいなを伸ばすショー・ギャンブラーとて、本人が思い込んでいるほど完璧ではない。実際、シェルを圧倒し、脅威や怖れを抱かせ得る対象は無数に存在する。

 捨てた過去から這い出る亡霊。

 己より上のきざはしで嗤うけだものども。

 深遠な闇の中、蠢く怪物たち。

 さらに、たとえばこんな筋肉。

(終わった)

 一歩ずつ、のしのしと近づいてくる肉の壁。混乱する頭では、かけつけたネズミと、まだら頭のコンビを気にする余裕もない。心底怯えたシェルは目をまわし、とうとう意識を手放していくのだった。


 後にノーキン・ターキーは語る。

「まるでアラートのような、イカしたビートを刻む激しい音楽が鳴り響く中、公衆トイレに行こうとしたらドアが開かなかった。あせって強めに押すと壊れた。そしたら爆発した」



 これは、ある逞しい男の物語。

 数年後には強化存在エンハンサーと呼ばれだす者たちのように、“電子撹拌スナーク”や“疑似重力フロート”などの特殊な能力ギフトを持つわけではなく。それどころか、強化手術すら受けたことがない。そんな男が天然の筋肉ナチュラル・マッスルのみを駆使してマルドゥック市の闇と対峙する、その序章である。

 ついでに、男から付き纏われ、そのたび災難に遭いつづけるシェル=セプティノスの喜劇の幕開けでもあった。

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マルドゥック・クラッシュ〜たとえばこんな筋肉〜 渡馬桜丸 @tovanaonobu

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