あとがき

 あることないこと、好き勝手に書きました。過剰な虚飾は、もちろんかの友人のプライバシーを守るためですが、事件における責任の在処ありかをぼかすことも目的のひとつでありました。このお話に出てきた少年少女に、悪い人はいないことを強調したかったのです。

 これがもしかの友人――仮名・C君の目に留まれば私は必定きらわれてしまうでしょう。もしかすると、刺されるかもしれません。ですが私は彼が経験したあの事件が、きっと彼ら(C君とY氏)を強くさせたに違いないと思うんです。そしてそれは決して全人類が経験できることではありません。彼らは彼らの青春の日々を華々しく散らしたものと信じています。願わくは、これを読んだ皆さんに甘い恋愛のあらんことを。C君の前途に希望が満ちんことを。

 そして、私がC君やY氏に殺されたりしませんように。

(2018年4月27日)

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