朝夕の月を、空に見つけるように

日常に溶け込んでいる不思議。
普段から〝そこにある〟から、見ていないだけで。

一話完結の短編たちは、そんな気付いていない不思議との境界線をフッと越えさせてくれます。
時に切なく、時に面白く。
野菜と晩酌は、よりリアルに読み手を惹き付けてくれる。
そして、謎は謎のままでいい。
この鮮明なビジョンへようこそ。

特に第3話、第7話、第9話、第10話に登場する主人公の住むアパートと、取り巻く愉快な登場人物達のいる所に引っ越したくなりました(笑)

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